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help リーダーに追加 RSS 出てくる音色は、オリジナル?それとも、オリジナル?

<<   作成日時 : 2005/02/19 23:24   >>

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楽器の書棚 (4) 2005/2/19

オリジナルとは、「元々の」の意味ですね。

バロック木管の復元・複製の「元になる」楽器のことをオリジナルと呼んでいます。 当時のオーセンティックな演奏のために、オリジナル楽器やそのコピーを用います。 発達を遂げた現代のは、モダン楽器。

ところが、現代にあって、創作家がつくりだしたり、独自にデザインしたものは、その製作家とかブランドの「オリジナル」と言われます。 だって、初めて創ったのだから「元々」ですよね。

フォトは、一見、ロッテンブルクのトラベルソ。 著名な演奏家のクイケン氏所蔵のもので、世界の多くの製作家がコピーし、また演奏家や愛好家が多用しています。

でも何か変。 ヘッドジョイント(頭部管)のマウスホール(歌口)を見ると、楕円形。 これは、トーマス・ロット Thomas Lot 風(フォト一番下)。もう一つ(フォト上から2番目)の方は、大きな丸で、グレンザー Grenser 風ですよね。

実は、わたしの「オリジナル」というか、演奏家の好みに合わせた特注品。 米国在住の製作家フォン・ヒューネ氏作のロッテングルクA=415Hzのコピーが、そもそもの始まり。 それをコピーしながらも、

・ヒューネ本体に差し替え可能で、歌口が楕円のヘッドジョイント
・これに合わせ、モダンピッチ A=440Hz で演奏できる本体
・さらに、この本体でも A=415Hz で演奏できる中部替え管
・さらに、差し替え可能な、歌口の丸く大きなヘッドジョイント

これらいくつも組合せの音色はさまざまです。 出てくる音は、バロック時代のロッテンブルクのオリジナルか?それとも、わたし woodwind のオリジナルだろうか?

【コピー/woodwind のオリジナル】

材質: 頭部管(ロット風)と本体 モパーン Mopane
イミテーション象牙リング 洋白銀製のキー A=440Hz No.0215
     中部替え管 モパーン Mopane No.0215B A=415Hz 用
替え頭部管 レッドランスウッド Red Lancewood グレンザー風 No.0216

【コピーとなったオリジナル】  

製作: (フォト外) フリートリッヒ・フォン・ヒューネ Friedrich von Huene

【オリジナル楽器】

所蔵: バルトルド・クイケン Barthord Kuijken 
製作: ロッテンブルク G.A.Rottenburgh ブラッセル 1745頃
楽器: フルート・トラベルソ 黄楊 boxwood ステイン 
     象牙リング 銀製のキー A=415Hz 

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コメント(6件)

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うーん!
博物館にあるオリジナルが製作者以降にまったく手が加えられていないものかどうかわからないわけだし。
日本だとオリジナルが使用された建物などの環境も身近ではないし。
どこかのサイトで読んだのですが、
ある音楽留学生がイタリアの博物館でルネサンスのフルート(アルトかバス)を吹かせてもらったそうです。音を出すのが思いのほか反応が早く部屋ごと鳴ったようだとかいてありました。
ハコ(ホールやサロン)ごと鳴らすっていうつくりいうことで、こうなると石造りの建物が身近でない日本ではむずかしいのかなぁ。

ところで写真の楽器、表面がつやつやですね。塗装されているのですか?
オーボエ好き
2005/02/20 08:05
ハコの議論、確かに。教会での演奏をあちこち聴きましたが、醸し出す音のつくり、空気感の違いをたびたび感じます。日本のホールは、交響楽向けの大ホール・中ホール、それを小さくした小ホールの設計の気がします。バロック小編成室内楽では、石つくりの館で聴くと良いでしょうね。
楽器の表面ですが、「塗装」は、化学合成のペイントやニスをすぐ連想しますが、日本の漆塗りと同じくらい、オイルフィニッシュの文化があります。フォトも、タングベースのオイルフィニッシュです。その前にポリッシュ。木により、ポリッシュだけでピカピカにもなります。塗りの回数により光沢を出したり、つや消しも可能。オイルは長時間で固形化し、250年前のオリジナルの黄楊の楽器がニス塗りのようになっているものを多く見かけますよね。
woodwind 図書館長
2005/02/20 13:24
弦楽器の指板用のポリッシュも使えそうですね。
古楽管楽器にはオイルフィニッシュされているものもされていないものもあったのですね。
日本の竜笛も漆が使われていますから表面の塗装が音に与える影響を見逃さなかったといえるかもしれません。
つやありとつや消し、woodwind様の製作経験ではこれによる楽器としての性能への影響はありますか?
オーボエ好き
2005/02/21 07:42
ポリッシュ勘違いでした。
フレンチポリッシュのポリッシュですね。
シェラックは持っていたのですが、こんな使い方があるとは知りませんでした。
もっぱらキーにパッドを接着するために使ってました。
オーボエ好き
2005/02/21 13:11
ポリッシュは、単にサンドペーパーやグラスウールなどで磨くの意味で言いました。フレンチポリッシュは、家具に使いますが、わたしは木管には使いません。英国のEMSの木管キットの仕上げ用のセットを買うと、フレンチポリッシュも付いてきましたが・・トラベルソは直接、口にあてがいますので、天然系の害のないオイルを使用しています。
管の外側のオイリングに関しては、差はなく使用感としての好き嫌いの方がずっと大きい。それより、管内の話題は、奥が深そう。
竜笛もそうですが、尺八の場合は、まっすぐな内管に漆を塗り重ね「テーパーをつける」のです。
表面振動の要素より、まず物理形状として漆の壁を作るようです。
管内の表面はスムースが良いようで、このためか、現代の製作家で管内を塗っている作品を見ました。わたしの知る限り、オリジナル楽器では見かけていません。わたしのリグータRiecオーボーも見たけど、とくに何もない。
woodwind 図書館長
2005/02/21 22:16
ポリッシュの件了解です。
私のRigoutat symphonieも何もありません。
Marigauxのボアは鏡みたいにきれいな仕上げになっているようですが、
私のRigoutatはそれからみると雑だなといった感じでした。(私のRigoutatはハズレカナ)
楽器の性能としては私はRigoutatが好きです。
オーボエ好き
2005/02/22 11:20

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