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<<   作成日時 : 2005/03/01 23:41   >>

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楽器のつくり方 (5) 2005/3/1

木管の断面は円形が基本です。

外形も、内管も、ソケットやテノンも、キャップも、リングも、みんな仲良く同心円を描きます。

基本の形として、円は収まりがよいのです。 「円く(丸く)収まる」っていうように。

円とは何でしょう。 コンパスで紙の上にぐるりと画けば終わり。 そう、基点(中心)から一定の距離にある点を結び合わせたものが円です。 基点を変えず、コンパスを伸ばしたり縮めると、同心円となります。

木管を旋盤で加工するときは、このことを応用しています。

フォトは、角材から、円柱の棒に加工する最初の工程を示しています。 十分乾燥させた後の角材は、ゆがみ、縮み、ねじれなどがありますが、これを削ります。

旋盤での加工の要点は、角材の両側の面に基点を取り、これをセンタというとがったもので両方から挟み、回転させます。 そして、基点のラインから、「一定の距離」に、刃物を置くと、その距離より大きく出っ張った木部は削り取られ、結果として、丁度「一定距離」に等しい半径の「円」が得られます。 

センターではさんだ固定状態を変えなければ、「同心円状に」細い部分も加工できるというわけ。 そのできた部分を、同心円状に結わえるチャックで固定すれば、基点を中心とする穴あけやソケット加工ができるようになります。 くわえ直す時に、いかに(架空の)基点を変えないかで、同心円の度合い(精度)が決まります。

工場の金属加工の旋盤工は、「くわえ直しをせずに」、目的のものをいかに切り出すか、ふさわしい「手順」と、一見してムダに見える「のりしろ」部分の確保をするそうです。

問題は、角のある角材に刃物を当てるとき、距離加減や角度が適切でないと刃物がはねられたり、木に刺さったりします。 特殊な、「荒削りの丸ノミ」を用います。

でも一旦、円く(丸く)なった円柱材の加工は、出っ張りがないわけですから、刃物の当て方もスムースにいくのです。



 

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