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zoom RSS キリッとひきしまったクラシカル・オーボエ

<<   作成日時 : 2005/04/03 02:25   >>

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楽器の書棚 (6) 2005/4/3

オーボエの色は何色?

モダンオーボエは、通常、黒い色をしています。

グレナディラ(英:African Blackwood アフリカン・ブラックウッド)と呼ばれる、黒い色の木でできていますね。 比重も1.20もあり、硬く緻密で、木管では最も美しい響きがする木の代表です。

オーボエのほか、モダンのクラリネットにも用いられていますね。

バロックからクラシカルの時代に掛けてオーボエには、主に黄楊(英:Boxwood ボックスウッド)が多く用いられました。 色は黄色ですが、酸で着色(ステイン)してこげ茶色にしたものもあります。

18世紀のオランダ。楽器製作、リヒター家が作るオーボエには、そのほか黒檀(英:Ebony エボニー)も多くありました。 黒檀は、色は黒ですが灰色がかった縞も見られます。 家具でも一級品は、黒いものが望まれます。 比重は、1.03で、グレナディラ1.20、黄楊0.93の中間くらい。

この黒檀とグレナディラ、見た目はほとんど同じですが、それぞれ柿とローズウッドの仲間と区分されているようです。

フォトは、黒檀を使って、リヒター風につくってみたクラシカル・オーボエです。
(フォトをクリックすると拡大。 さらに右下コーナーあたりにカーソルを合わせると拡大アイコンが現れれます。クリックして最大に拡大できます。)

オリジナルの楽器は、→楽器の書棚(1)の「木目も美しいオニオンのついたオーボエ」と同じもの。

でも、こちらは象牙の白とあいまって、キリッとひきしまって見えるでしょう? 見えるだけでなく、手に持つと、ひきしまったように重みがあり、出てくる音色も、やはりひきしまった感じです。

手の汗も、黒檀が適度に吸ってくれて、なぜか「ぴたっと来るもの」があります。

楽器は、人が使う道具。 材質が異なれば、人に与える影響もいろいろ違ってくるのです。

木って不思議ですね。

【コピー】 

材質: 黒檀 African Ebony  イミテーション象牙リング 
     洋白銀製のキー No.0214 全長575mm 
     リード長76.5mmにて A=415Hz

【オリジナル】  

所蔵: オックスフォード大学 音楽学部 ベイトコレクション #2013 
製作: トーマス・コーザック Thomas Cahusac Senior 1780頃
楽器: クラシカル・オーボエ 黄楊 boxwood  象牙リング 銀製のキー 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おぉ!色が違うと別の楽器に見えてしまいますね。
モダンフルートの桜井フルート製作所の木管フルートは黒檀を使用しているそうです。
上の白黒オーボエをみるとプラスチックリコーダーのカラーを思い出します。高価な印象を全く感じず、おもちゃに見えてしまいます;
オーボエ好き
2005/04/03 18:20
確かにプラ管のリコーダのイメージですね。トラベルソも同様に、白黒だとそう見えますね。とくに少し離れて演奏するのを見たりするとそうですね。でも、間近にみると、質感がぜんぜん違うから不思議。フォトも、撮影し、公開して見るとそう思います。もう少し、ライティングも施し質感が出るよう、撮影も工夫してみる必要がありそうですね。
桜井フルートの木管、黒檀製とのこと。他のメーカーのグレナディラ製のモダンフルートも手にしてみると良いものですね。また、トラベルソも、ロッド・キャメロン氏のエボニーの大変美しい楽器も感じ入るところありますよ。
woodwind 図書館長
2005/04/03 20:16

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