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help リーダーに追加 RSS 世界にただ1本:あやしい模様の赤いトラベルソ

<<   作成日時 : 2005/05/29 17:02   >>

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楽器の書棚 (10) 2005/5/29

木管楽器つくりの楽しさのひとつをご紹介しましょう。

それは、自分で、自分の好きなように、自由な発想でつくり出せる醍醐味があることです。

わたしが、木管楽器をつくるのに、「つくる」と表現していますが、

 @作る: 小さなものをつくること
 A創る: 新しく初めてつくること
 B造る: 大規模なものをつくること

の、いずれの意味も込めたいからです。

楽器製作家と言ってしまえば、それまでですがこの意味は通常@ですね。

でも楽器の復元を行い、それを広めたいと考えるわたしの活動おいては、少し違います。 当時の分からないことも多く、想像を働かせて何かしら、あたらしく創り出す気持ちがあるのです。

このAの意味では、楽器創作家でしょうか。

すこし、オーバーかもしれませんが、わが国においてこのような文化を築く(B造る)のに少しでも貢献できたらと考えます。 (2005/2/9 「活動の原点はオックスフォードにあり」 ご参照)

フォトは、これまでにつくりましたトラベルソの1本。

手づくりの楽しみは、世界にただ1本であること。 赤っぽい色もさることながら、あやしい模様があるのです。 (とくに足管 foot-joint の木目模様をごらんください)

著名な演奏家のCDジャケットとか演奏会チラシの中のプロフィール紹介フォトの中に、ときどきユニークな楽器を携えている方を見受けます。

あやしい模様では、オリーブの木でできたものとか、木の中から現れる杢(もく)を活かしたものなどがあり、そのような楽器なのでしょう。

このほか、ステイン仕上げにおいて模様をつけることも多いです。

なぜか、気に入った模様とか雰囲気をもつ楽器を所有することは、演奏家や愛好家だれにでも共通した本能的楽しみなのかも知れませんね。

「ところで、あやしい模様の木管は、あやしい音がするのですか?」・・・「いや、音は、あやしくはありません、です。」

実際に手にし、目で見て、音を出してみたたいとお考えのあなた、ご自身で確かめられてはいかがでしょう。

このフォトのトラベルソは、「お貸出し」の実績がありますので、「お貸出し」の対象ですよ・・・・。

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【コピー】

材質: レッドランスウッド Red Lancewood  イミテーション象牙リング
     洋白銀製のキー A=415Hz No.0318

【オリジナル】

所蔵: バルトルド・クイケン Barthord Kuijken 
製作: ロッテンブルク G.A.Rottenburgh ブラッセル 1745頃
楽器: フルート・トラベルソ 黄楊 boxwood ステイン 
     象牙リング 銀製のキー A=415Hz 


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こういう木目のはっきりした楽器ってあこがれです!
私がこれまで使ってきた楽器はことごとく真っ黒なので、木目はあってもはっきりわからないのです。
今製作中の材料はココボロなので、完成させることができればはじめて木目のはっきりした楽器を持つことになります。(ちょっと残念なのは切削した直後のオレンジ色が一日経ったら茶色に変質してしまうところです。)
その日が待ち遠しい!です。
オーボエ好き
2005/05/29 22:10
そうですね、木目の美しい楽器っていいですよねー。30年近く前、リコーダーではキングウッドのものが現れとても惹かれました。15年位前だったでしょうか、バイオレッド・ウッドのオーボエがロレーやリグータから出されたとき、とても興味深く感じ入りました。
ココボロは、木目の美しさでは代表格ですね。わたしも乾燥させています。ただ、ご存知と思いますが、ココボロは、人により違うものの、ダストが皮膚や目の炎症および呼吸器系障害を引き起こす材の代表格でもあります。他のサイトの方など、旋盤加工した日は大変だったとのこと。また、カタログではマウスピースに不適とあり、わたしは安全を見て、トラベルソ、リコーダーおよびクラリネットのマウスピース以外のものに適用する計画です。人によるそうですが、ダスト対策に十分注意をされますよう。完成楽器は影響が少ないと思いますが、「製作する段階」では、たとえばトラベルソの歌口・指穴調整で何回も何回も削っては吹いて試すわけで、ダストを吸っている気がしています。
せっかくの美しいココボロの楽器つくりに、水を差すわけでは決してありませんが、お互いに情報交換をしてまいりましょう。
woodwind 図書館長
2005/05/30 00:11
アドバイスありがとうございました。
はじめて木を削ったときはマスクをつけていなかったので、咳き込むこともありました。
ココボロの性質を調べ尽くしたわけではないので、教えて頂いてとても助かります。
頭部管だけ他の材質を検討するのが良さそうですね。

オーボエ好き
2005/05/30 08:17
楽器の書棚(4) 2005/2/19 に載せましたが、頭部替え管を異なる木でつくっています。そればかりか、元々はBoxwood製のヒューネのトラベルソ本体に挿す頭部替え管つくりから始まった作品で、2種類とも異なるわけです。使用される方はとくに気にされていません。
頭部管ではとくに、何種類かのものを取り替えるのは、使用者にとっては違和感がない気がします。
現に、モダンの銀製フルートの場合でも、頭部管だけ、木製の替え管を求められる方も多いですから。
woodwind 図書館長
2005/06/05 12:34

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