楽器のつくり方 (51) 2006/4/30オーボエダモーレのベルつくりを見てきました。 双方向の同心の確保に留意した各工程を経て、 @南側チャック固定: (工程詳細は、→こちら) − 北側からソケットつくりと内径あけ A北側チャック固定: (工程詳細は、→こちら) − 南側にセンターを当てて外形削り − 南側からベル底模様削り − 南側からベル内ぐり用穴掘り − 南側から内ぐり まで進めました。 今回は、以下に進みましょう。 B南北ともセンターによる固定: − 北側の外形寸法切り落としと削り ●チャック外し 最後までいたるところで同心を保つため、@、Aともチャックは途中で外すことなく一気に加工しました。 Bの工程のため、北側を固定した材をチャックから外します。 ●センター間削り ヘッドストック側、およびテールストック側にそれぞれ、木製デッドセンター、ライブ(回転)センターを取り付けます。 北側を木製センター側として、両センターではさみます。 このとき、同心の基準は、南北とも出来上がった内径側になります。 幅1oの突っ切りバイトにて所定の長さに切り落とします。 木製センターですから、センターごと刃を当てて切り進みます。 その後で、北側の外形の飾りのふくらみ部分を、外形削りの要領でつくります。 フォトは、このようにして切り落とした、オーボエダモーレのベルです。 独特の、ま〜あるいふくらみが、とってもかわいらしいベルが完成しました。 欧州黄楊の半丸太からかろうじて木取りしたベルです。 表皮ぎりぎりまで使ったために、最大ふくらみ部分に表皮跡が見られます。 そればかりか、まっすぐ伸びず、枝だらけで従って節やこぶがあちこちにある欧州黄楊です。 仕上がりを見ると、黒い斑点やスジ、節の模様、灰色がかった油成分の箇所など随所にあります。 この出来上がったベルの正面をどこにするか。 総合的に見て決めます。 フォトは、その候補のひとつ。 表皮の跡は、フォトで左側面にあり見えません。 右側面には斑点があります。 本黄楊(→ここ)でつくると、たいていこのような結果となります。 これに代わる類似の材(名称としてはBoxwoodとしているメーカーもあります)の場合は、もっときれいなまっすぐな木目のベルを得ることはかなり容易にできそうです。 このあとは、ダモーレの上管と下管つくりが残っています。 トラベルソとは異なり、オーボエの上管・下管つくりも、双方向の同心確保の手法が必要です・・・ 【関連記事】 青字クリックで記事へジャンプします。 ●オーボエダモーレ・ベルのソケットつくり ●オーボエダモーレ・ベルの内ぐり ●オーボエ・ベルつくりでは同心の確保が要るのです ●かろうじての確保:黄楊のオーボエのベル材 ●オーボエつくりでも木取り・木組みから始めます ●正真正銘の木 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
やわらかいフォルムがたまりませんね! |
オーボエ好き 2006/05/01 08:45 |
●ねっ、とてもまるく、やわらかいフォルムでしょう。つくりたくなるのも、無理ないです。 |
woodwind 図書館長 2006/05/01 09:19 |
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