楽器のつくり方 (63) 2006/7/20リコーダーもトラベルソも、バロック時代の名称はフルート。 これらを区別するために、トラベルソの方に「横に構える transverse」と言う形容詞をつけました。 リコーダー: フルート flute(英)/ フラウト flauto(伊)/ フレーテ floete(独) トラベルソ: トランスバース・フルート transverse flute(英)/ フラウト・トラベルソ flauto traverso(伊)/ ケールフレーテ Querfloete(独) リコーダーつくりですが、トラベルソと同様の工程が多くあります: ● Step1: 木取り・木組み ● Step2: 角材を丸材へ ● Step3: 丸材の中心にガイド穴あけ ● Step4: 内径広げとソケットつくり ● Step5: テーパー削り ● Step6: 象牙マウント取り付け ● Step7: 外形削り ● Step8: オイリング ● Step9: 内径のリーミング仕上げ ● Step10: 指穴あけ トラベルソにおける歌口つくり以降で、リコーダーでは、くちばしつくりとなります: ● Step11: くちばしつくり ● Step12: キーつくり(テナー/バスの場合) ● Step13: 音程合わせ フォトは、アルトリコーダつくりの途中。 木組み(Step1→こちら)から始まり、指穴あけ(Step10→こちら)までの工程を済ませています。 中部管と足管については、モデルにした完成リコーダーの頭部管を用いて、指穴調整による音程合わせ(Step13→こちら)まで完了しています。 残された工程は、頭部管の「くちばし」つくり。 くちばしの構造は、複雑で微妙。 息を吹き込むウィンドウェイと、息が2つに分かれるエッジとからなり、トラベルソでは奏者の口と歌口のエッジに相当します。 コルクに当たる部分は、ブロックと呼ばれる水分を吸収しやすい材質(レッド・シダー)でつくり、ウィンドウウェイの底部を形成します。 また、頭部管に掘られた溝がウィンドウェイの天井部を形成します。 ウィンドウェイの形状と、エッジへの息の当たり具合により、音色や吹奏感が決まります。 この調整のことを、ボイシングと呼び、巧妙な技術を要します。 リコーダーつくりの要点は、頭部管にあり。 リコーダーとトラベルソつくりとの共通した工程(Step1〜Step10)は、若干の違いはあるものの、記事を参照してください。 これからは、リコーダーの心臓部分である「くちばし」つくり(Step11)の工程を順に見てゆくことにしましょう・・・ 【関連記事】 青字クリックで記事へジャンプします。 ●Step1:木管つくりは、木取り・木組みから始めましょう ●Step10:トラベルソの音つくり:歌口と指穴をあけましょう ●Step13:トラベルソの調整:指穴の大きさで音程を変えます ●同心円をなす木管ばかりなのでしょうか ●指穴の大きさが、いろいろあるのは何故? |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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●チッチの父さま。ポルタティーヴオルガン製作に、どれだけご参考になるか分かりませんが、連載的に、リコーダーのウィンドウウェイあたりの要点を実際に作りながら、整理してまいります。 |
woodwind 図書館長 2006/07/22 16:13 |
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