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zoom RSS リコーダーウィンドウェイ掘りは、ブローチガイドつくりから

<<   作成日時 : 2006/08/20 08:47   >>

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画像楽器のつくり方 (66) 2006/8/20

リコーダーの心臓部は、ウィンドウェイとエッジ。

前回は、エッジの前面となる窓あけをみました。(→こちらを参照)

エッジに、吹き込んだ息の空気流を適切に当てるように導くのが、ウィンドウェイの働き。

今回は、ウィンドウェイの「天井」をつくる溝掘りを見てゆきましょう。

●Stage1: ウィンドウェイのリーミング
●Stage2: エッジ用の窓あけ
Stage3: ウィンドウェイの溝掘りの準備

リコーダー頭部管に、ブローチと言う刃物で、溝掘りを行います。 掘った底は、ウィンドウェイの天井となります。

ブローチは、幅がウィンドウェイ程度で、ギザギザの刃がついたヤスリのようなもの.。 ウィンドウェイとすべき所定の位置にて、前後に動かして、木部を削ります。

ウィンドウェイの幅は、今回のモデルでは、テーパーを持たず一定。 従って、この幅のガイドを作り、ブローチを前後に動かすときに、不要部分を削らないようにできれば便利。

フォト(右)は、このブローチイングにおける、ガイド。

適当な木材を木工旋盤にて、円柱棒にします。 径は、リーミングで広げたブロック径と同じ 19.65o。 長さは、ブローチングすべき、頭部管くちばし先端から窓の前縁より、少し長めとします。

次に、ウィンドウェイ幅 12.0mm の部分だけ、ノコ、切り出し小刀、彫刻刀などで切り欠きます。 切り欠きの深さは、径の半分程度でよいでしょう。

このガイドを、後工程でのブロック挿入のように、頭部管に差し込みます。 窓を真上にしたとき、ガイドの切り欠いた部分が、同じ上に向かうように合わせます。

ウィンドウェイの天井部(溝の底)は平らではありません。 モデル(フォト左)では、アーチ型ウィンドウェイ。 断面は、溝の底部分が最も深い曲線となります。

ブローチは、通常自作します。 3〜4oの軟鉄板から、幅がウィンドウェイの幅で、横方向にギザギザの刃をつけた、長さ200o程度の刃物です。

ブローチの刃が溝の底を曲面を描くように削ります。 このために、ブローチは、断面がアーチ型となるよう、ヤスリ等で両肩を削り落とします。

実際には、わたしは、ブローチをつくらず他の方法を探しました。 平型ヤスリを用います。

アーチの曲線部分は、適当な木片の棒で曲率半径がアーチと等しくなるように削り、これにサンドペーパーを貼り付け、ヤスリと併用することでブローチとします。

製作家によっては、局面を出すために、鋼の鋏の片方の刃を用います。 刃を溝の底に当て、揺らすように曲線にこそげ落とすのです。

フォトに示したブローチのガイドを用いずに、いきなりブローチングを始める場合は、最初に慎重に位置を決め削り始めます。

一旦削り始めたら、それをガイドにして、沿うように進めますが、位置はズレがちとなるでしょう。

ウィンドウェイ溝の底とサイド、そして挿入するブロック天井とで、ウィンドウェイのチャネルが形成されます。

形成された空洞のチェンネル寸法、窓の大きさ、およびエッジの相対位置が重要となりますが、立体関係は分かりづらいですね。

なるべく、図示表現を入れるなど、関係を明らかにしながら、ウィンドウェイつくりを進めて行きます・・


【関連記事】  青字クリックで記事へジャンプします。

リコーダーリーミングの次は、エッジ用の窓を正確にあけます
リコーダウィンドウェイは、正確なリーミングから始めます
リコーダつくりの要点は、頭部管にあり


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