楽器のつくり方 (69) 2006/12/24前回、準備したブローチング用のガイドを用いて、ウィンドウェイの溝を掘ってゆきます。 ●Stage1: ウィンドウェイのリーミング (詳細は→こちら) ●Stage2: エッジ用の窓あけ (詳細は→こちら) ●Stage3: ウィンドウェイの溝掘りの準備 (詳細は→こちら) ●Stage4: ウィンドウェイの溝掘り 掘った溝は、チャネルの「天井」と「側面」を構成します。 また、溝の延長線上には、エッジの底面がありますから、実際には、その底面も削ることとなります。 これら、チャネルとエッジの関係は、言葉で表すのがやや困難です。 図示されたものを見るのがいちばん。 →こちらの記事をご参照。 ウィンドウェイのチャネルを構成する溝や、エッジ底部を削る訳ですが、それらの寸法は、音作りに微妙に関係しますので、作業は慎重に行います。 削り取る部分は、やや少なめにし、後で行う「ボイシング」段階で、微調整しながら最終寸法まで削るのが良いでしょう。 フォトは、この溝の様子を、なるべく立体的に分かるように撮影したもの。 内径に段差があり、2重に見えるのは、擬似テーパーとして、段差の異なるボアをリーミングした結果。 左は、モデルとしたコピー対象のオリジナルの楽器。 材質は、ローズウッド種(パリサンダー)。 右は、それにならって、溝掘りを試みたもの。 材質は、欧州黄楊。 オリジナルのようにきれいに溝が掘れていません。 ブローチの代用として、種々のヤスリやノミを使用するあまり、少し削りすぎ。 少し詳しく見てみましょう。 左のオリジナルの方が、よく分かり、参考となりますます。 ●奥のエッジ下面の水平位置は、手前の溝の底(チャネル天井)より、上に浮いて離れています。 エッジ下面は、もともと内径(ボア)、18.15oの円筒の一部です。 この内径を約0.2oと、ほんの少削ったあと、両サイドをアーチ上に余分な部分を剥ぎ取るようにします。 剥ぎ取った部分は、曲率半径が、基の内径のそれより大きくなります。 この削りには、半円ヤスリの先端側数センチを上向きに少し折り曲げたものを使用する製作家もいます。 ●エッジの下面を削ったら、次に、歌口窓に適当な木片等を挿入し、それ以降の奥にブローチ(ヤスリ等で代用)が入らないよう、ストッパーの役割をさせます。 このようにしておいて、手前側を必要な深さまで削り掘り進めます。 ●平型ヤスリ、ノミで、ある程度削ったら、アーチ型ヤスリ(丸ヤスリ、半円ヤスリ等)で仕上げます。 チャネル天井となる、この溝の天井部分は、水平一定でなく、最終的には、エッジ側から1/3あたりで最も深くなる緩やかなカーブとしますが、その量はごくわずか。 これも、あとの「ボイシング」時に、作業を残しておいてよいでしょう。 溝の幅や、深さなどの寸法パラメータは、つくるモデルにより異なります。 モデルの寸法となるよう、計測しながら進めることとなります。 こうしてできた溝は、あとでつくるブロックとあわせて、チャネルを構成することとなります・・・ 関連記事】 青字クリックで記事へジャンプします。 ●リコーダー頭部管は、独特で微妙な構造をしています ●リコーダーウィンドウェイ掘りは、ブローチガイドつくりから ●リコーダーリーミングの次は、エッジ用の窓を正確にあけます ●リコーダウィンドウェイは、正確なリーミングから始めます ●リコーダつくりの要点は、頭部管にあり |
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