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help リーダーに追加 RSS ベルサイユピッチの落着いたトラベルソの音色

<<   作成日時 : 2007/02/25 13:19   >>

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画像楽器の書棚 (22) 2007/2/25

トラベルソなど、バロック木管のピッチは、国・地域でさまざまでした。

中でも、豪華絢爛で栄華を極めたフランスのベルサイユ宮廷にて演奏された音楽は、そのピッチが低いものでした。 国王ルイ14世は音楽を愛し、その趣味に合わせ、宮廷楽団を抱えていたようです、

ピッチは低めで、A=390〜405Hzあたり。 その他の地域の中庸のA=410〜420Hzのものに比較すると約半音の差があります。 (ちなみにモダンピッチA=440〜442Hzとは全音の差)

現在のバロック音楽は、当時のオリジナル楽器のほかに、それらを元に設計し直したA=415Hzのコピー楽器で演奏されることが通常行われています。

この半ば標準化されたA=415Hzのバロックピッチに対して、主としてフランス・バロック音楽に対しては、半ば標準としてのA=392Hzに設計し直されたコピー楽器を用いて演奏されます。

この約半音の差異が聴くもの、あるいは演奏するものへ与える影響は大きなものがあります。
わずか半音ですが、とてもやわらかく落着いた響きを持ちます。

当時の、ベルサイユ音楽を支えていた、木管製作・演奏家にオトテール一族があり、中でもオトテール・ル・マンと呼ばれたJ.M.オトテールは、教則本も書いています。

当時のフルート・トラベルソは3分割でした(→ここを参照)。 オトテールのほか、18世紀前半のパリにおけるフルート製作家には、ノースがおり、その頃トラベルソも4分割となりました。

その後継者としてデレラブレ、さらにその工房を引き継いだのが、トーマ・ロット。 デレラブレの時代からの王室御用達も継承し、その後18世紀後半、バロックからクラシカルへの移行期間まで、優れたトラベルソをつくりました。

フォトは、そのトーマ・ロットのベルサイユピッチの替え管を持つトラベルソを復元したもの。

実物は、オックスフォード大学のベート・コレクションにありますが、替え管はA=396〜425Hzまで、4本現存します。

ロットは、刻印として斜字体の T.Lot の下にライオンのマークを入れ、上管にはその下に何番目の替え管かを示す小さな点をその数だけ入れています。 例えば、三番目では、ドットが3つ。

ところが、最も高いピッチの四番目A=425Hzの替え管は、あきらかに二番目A=407Hzの替え管の両端を削り、短くした跡が伺えます。 四番目にはドットがありません。

替え管は一番から三番まであったものが、後の時代の要請のためか四番目以降が必要になり、つくりかけの二番目に手を加えたと考えられます。

これ考えると、18世紀前半でのベルサイユピッチである一番目のA=396Hzを主体に、徐々に高くなってきたピッチ対応に、短い替え管が用意されたと思われます。

替え管によるピッチ替えは、長さの異なる上管によります。 一方、下管は共通にただ一本用意されただけ。

上管と下管(+足管)の組合せにより、最も豊かな響きや正しいピッチを持つ組合せがあり、それ以外は少し妥協をしているのです。 ロットの楽器では、A=396〜407Hzを基本とするようで、下管が長いことで分かります。

フォトは、A=392Hzにてつくったもの。 柔らかい落着いた音がします。 とくに材質のエボニーが影響しているのか、少ししっとり感も加わります。

現代の愛好家の中には、1本でベルサイユピッチ(A=392Hz)から、クラシカルピッチ(A=430Hz)までカバーするトラベルソができないだろうかと考えたりします。

フォト手前は、そのために設計し試作した五番目と言うべきA=430Hz用の替え管。

四番目のA=425Hzより高く、管はますます短かくなり、A=392Hzに比べると48mmもの差があります。

下管と勘合される南側で、指穴3の位置が下管にくっ付きそうなのが見えます。(フォトをクリックし、拡大してご覧ください) 実際、左手薬指の先が、下管の(人工)象牙部分に当たりました。

A=430Hz替え管の試みの結果は、どうなったでしょう。

やはり少し無理があるようで、第二オクターブにてピッチが高めとなる音があるほか、第三オクターブで発音が困難な音(Fなど)が出てきます。

現代、フランスものの演奏にはA=392Hzの専用トラベルソを用い、また替え管もバロックピッチA=415Hzどまりとすることが現実的と思われます。


【コピー】

材質: エボニー African ebony  イミテーション象牙リング 
     洋白銀製のキー No.0212  A=392Hz
     (手前は、試作のA=430Hz用替え管)

【オリジナル】  

所蔵: オックスフォード大学 音楽学部 ベイトコレクション #1139 
製作: トーマス(トーマ)・ロット Thomas Lot パリ 1750頃
楽器: フルート・トラベルソ 黄楊 boxwood  象牙リング 銀製のキー
     換え管が現存 A=396/407/419/425Hz 全長668mm(A=396Hz)


【関連記事】  青字クリックで、記事にジャンプします。

オトテール型のバロックフルートをご存知でしょうか
黄楊のT.Lotトラベルソのオリジナルの音色はいかに
材質によってトラベルソの音色は変わるのですか
木目も鮮やかなトラベルソはフランス宮廷の香り
連載トラベルソ:完成したバロックの風格
バロック/クラシカル/モダンピッチのトラベルソを揃える楽しみ




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コメント(36件)

内 容 ニックネーム/日時
★Lotにはこの頃急に関心が強くなっています。4本目の替え管の件貴重なお話をありがとうございました。
★Quantzの新しい試作のリーマーを作っています。Kirstのコピーを経験した結果、作り直しが良いと判断しました。
★今回ドリルロッド(SK材)を使っています。これは直径が1mm刻みで揃っているので作業が効率よくなりそうです。以前使っていた構造材と異なり、キリコがあまり丸まらず、長く連なります。切削油から出る湯気が多いので熱を持ち易いのではと考えています。またバイトを当てた時の感触は”構造材より粘るなぁ”でした。
オーボエ好き
2007/02/26 20:17
オーボエ好きさん、こんばんは。
●Lotに関心が強まったとのことですが、わたしのブログのほかにも、関心を高める記事なり、図書なりをご覧になったのですか?クヴァンツやキルストなどドイツ(プロシャ)のトラベルソに対して、フランスの楽器とその音楽を愛好される方は多いです。その方々は、フランスものに傾注されておられます。クヴァンツも確か、パリをおとずれたと記憶します。
●リーマーですが、SK材を使っているとのこと。刃渡りを短くすることも上手く行く要素と思いますが、およそどれくらいでしょうか?50〜80o程度ではないでしょうか?
●金工旋盤を所持していませんが、鋼(SK材)を削るときは、当然オイリングを施すのですね。どのように流しているのでしょうか、興味あるところです。
●5番目の替え管など、A=440Hzに近いトラベルソをつくると、決まって第三オクターブが困難になることを経験しています。やはりA=440Hzでは、専用のトラベルソ設計(管径も変えて)がいいのでしょうね・・
woodwind 図書館長
2007/03/01 21:39
★QuantzとLotの内径をグラフで比較してみてLotに感心を抱く様になったのです。フランスのトラベルソとドイツのトラベルソの違いを体験してみたいというところです。KirstとQuantzよりQuantzとLotの方がボアプロファイルが似ています!!
そこにまだ気づかぬ製作のヒントがあるのではないかと期待しています。
★刃渡りは円錐リーマーで最大160mm位です。200mmを超えると結構抵抗があり、木工旋盤でもスタックしてしまいます。なので今回200mmを超えないことを目標にしています。
★オイリングは手でオイル缶をもって垂らしています。まだ専用の道具を用意するに至っていません。
★自作Quantzでも5番替え管は高音きついです。440hzのトラベルソならハイピッチだったイタリアの製作家の図面が欲しいです。あるのかさえわかりませんが。
オーボエ好き
2007/03/02 21:18
●クヴァンツの頭部管の内径はずいぶん大きかったと記憶します。ロットも大きいです。でもロットは、ベルサイユピッチを出す替え管があり、その内径は、頭部管の円筒形を(径はそれより小さいが)引き伸ばした形になっています。
●刃渡り160oは長いですね。わたしの木製リーマーもそのくらいはありますが。200oは苦しい。もっともそれはトラベルソの話であって、オーボエの上管であれば、最小内径が4.5〜6oで最大でも10o程度ですから、200oの刃渡りがあっても、上手く削れそうですね。
●440Hz(以上の)ピッチは、たしかにバロック当時から、460Hz程度と高かった、イタリアのをモデルとすればよいかも知れませんね。でも、それって、フランスバロックからもともとかけ離れています。モダンとしての440Hzがほしいとする場合は、何にオーセンティック性を求めるのか、分からなくなってきます。
woodwind 図書館長
2007/03/02 23:13
こちらにもお邪魔します。

ワタシのもう1本のフルゥトは、
ジャン・ニコラ・ルクレー(Jean Nicolas Lecler)による
1750年頃のパリの楽器のコピィです。

日本人の製作家さんによると
オリジナルは、415Hzらしいですが、
実際は、もう少し低かったのかも知れません。

初め、最低音のDが異様に低く、
足部管の内面を削ってもらったりしましたが、
まだ、かなり低めです。

ただ、高音域がとても鳴らしやすく、
アルト・リコォダァの曲でも吹けます。

425Hzの替え管をオォダァ中ですが、
408Hzくらいも試してみたいです。

それから、ノースかリペールの3管フルゥトの
400〜405Hzのコピィも欲しいのですが、
392Hzで製作される場合が多いようです。

わたにゃん
2007/12/13 11:14
少し、脱線するかも知れませんが、
415Hzのフルゥトより「全音低い」フルゥトも探しています。

バロゥク・オゥボエの曲を移調しないで吹くためです。

フルゥト・ダムゥル(?)と呼ばれる、
短3度低いフルゥトなら見つかるのですが…。

例のウェイネのコピィのオランダの製作家さんは、
ハカ(Haka)のかなり古い楽器を出していて、
これが415Hzより全音低いらしいです。

ただ、ルネサンス・フルゥトと3管フルゥトの中間みたいな楽器で、
指使いも1キィの楽器とは異なるようです。

テナァ・リコォダァを使う方が良いのかも知れません。
わたにゃん
2007/12/13 13:53
わたにゃんさん、こちらへもようこそ。
●ルクレールとのこと。最低音Dは、どのトラベルソも低め。フォトでも足管・下管の内径拡げ等いろいろやりましたが、それほど持ち上がらず。それより他の部分のピッチに与える影響が大きくなりました。元の内径データより大きくしましたが、これがよく響きます。と言うことは、ベイトにある本物は、縮んでいるのかも。
●フルート・ダモーレをつくる計画をしています。ステンズビーの415Hzで、短3度低い楽器です。全音低い楽器をつくるより、クラシカル時代のC管のトラベルソではダメですか。オーボエ曲は、トラベルソやリコーダー泣かせで、テナーリコーダーでなければ出ない音がありますよね。
●Cまで出る6鍵トラベルソは実用的ではなかったみたい。最低C音を出すのは難しく、足管は尻つぼみ。わたしの所有オリジナル楽器2本もC音は上手く出ない。
●ノースやリペールの400Hzですが、今作っている3本のオトテールは、サンクトペテロブルクで元々400Hzか。コピー楽器は、392Hzとは思うものの実測では396Hz。400Hzに持ち上げるのは難しくないか・・。
woodwind 図書館長
2007/12/13 21:15
こんにちは。

アルト・リコォダァとフルゥトのアンサンブルは、
歴史的(?)には、意外と少ないので、
アルト・リコォダァとオゥボエのトリオなどからの
編曲を考えています。

2つの方法を考えました。
☆曲を全音高く移調、G管アルトとD管フルゥトで。
☆原調のまま、F管アルトとC管フルゥトで。

また、オゥボエのソロの曲でも、
深い音色のC管フルゥトで吹くことによって、
クラリネットを思わせる暗い響きがでるかも。

どんな音が出るのか、想像もつきませんが、
やはり、ハッカ(Haka)が気になります。

フラット系の調を吹くにも有利ですね。

アメリカの製作家さんは、
ハッカを410Hzで復元してますが、かなり高価です。

クラシカルなC管って、多鍵フルゥトですか?
豊かな低音域は期待できないのですね。
わたにゃん
2007/12/14 13:22
こんばんは。
●リコーダーとトラベルソの組合せでは、テレマンの四重奏などがあったと思います。
●ハッカが気になるとのこと。米国製作家のハッカのページで、全音低い移調楽器のような記述がありますが、それとも最低音のみがC音かも知れませんません。不思議な楽器ですね。確かに高価。日本への輸入では、定価が2.5倍以上となりますから余計に高いですね。
●2番目の方法で原曲でのC管フルートはD管に最低音のC音を加えたD管のことを指すのか、それとも全音低いD管の意味なのか・・?
●クラシカルのC管ですが、D管+最低音C音の楽器です。以下の記事の多鍵の楽器です。両方とも最低音は出にくく、第二オクターブでのC、C#であれば、多鍵の2つを用いて左手小指で出します。すなわちフレーズの流れの中で、C、C#、D音が右手でなく左手で行えると言うこと。
‐楽器の書棚 (7) 2005/4/10 19世紀後半か?8鍵、頭部管本象牙  
‐楽器の書棚 (13) 2005/10/22 1812年製6鍵
woodwind 図書館長
2007/12/14 23:54
こんばんは。

ワタシの記述した「C管フルゥト」は、
全音低いD管のつもりです。

ハッカは、オランダの製作家さんによれば、
370Hzくらいの楽器らしいです。

差し支えなければ、リンクを貼りますが…。
わたにゃん
2007/12/15 00:40
わたにゃんさん、お早うございます。
●ハッカは370Hzあたりなのですか。面白いですね。たしかに415Hzからは全音低いですね。
●前回のわたしのコメントの中で間違いに気づきました。左右逆でしたね、右手の小指で2鍵の走査を行い、C,C#を出すが正しい・・
●わたにゃんさん、とは面白いニックネームですね。そこでネット検索しましたらブログ、および他の方のブログへのコメント記事も見つかりました。リンクを張っていただくのは全く問題ありません、よろしくお願いします。
woodwind 図書館長
2007/12/15 10:24
こんばんは。

ほとんどの「わたにゃん」は、ワタシではありませんよ。
「わたにゃん(男の仔)」は、確実にワタシですが…。

ハッカについての解説です。
http://www.earlyflute.com/earlyflutenew7/pages/haka.html

コピィ楽器の写真がないので、
今注文すると、試作品が来るかも…。

でも、お金がないので、
注文するのは、半年後か、もっと先です。

ウェイネを今年の7月に手に入れたばかりなのです。
わたにゃん(男の仔)
2007/12/16 00:46
こんにちは、わたにゃん(男の仔)さん。長くなるので、(男の仔)の部分なしでゆきましょう。(女の仔)とは容易に区別が付くでようから。
●サイモンのHPよくわかりました。確か別のイメージのサイト?の気がしていました。2年前、甲府の古楽コンクールの楽器展示の場でお会いしました。わたしのテーブルの斜め前で、プロ奏者はじめ多くの人が試奏され好評でした。幾本かは、古いタイプのトラベルソで、わたしも吹かせてもらいました。
●ウィーネのオリジナル楽器、フォトで見ると替え管のテノンは削り直してピッチを上げたような跡に見えます。10oくらいでしょうか。そうであれば、元は10Hzほど低く、400Hzだったのかも。
●ハッカだけでなく、珍しい3本継ぎもBeaudin氏のHP(有田先生も載っている)から図面を入手できるので、そのうちつくりたいと思っています。
woodwind 図書館長
2007/12/16 16:21
こんにちは。

もしかするとウェイネは、
製作年代の割には、古い構造の楽器なのかも知れません。

確かに高音域も吹けるのですが、
どちらかと云えば、バロゥク向きの楽器かも。

歌口がかなり小さいので、
調子の悪い時は、ぜんぜん良い音がでません。

もっと吹き込んでみたいと思います。
わたにゃん
2007/12/17 16:31
わたにゃんさん、こんばんは。
●歌口がかなり小さいとのこと。おそらく9o強ぐらいでしょうか。バロック時代の歌口は小さく、クラシカルに向けて大きく、楕円となってきました。
●フォトのベイト・コレクションにオリジナルがあるロットも、歌口の横幅が10.4oもあります。この形の方が吹きやすいと言われる愛好家もいれば、本来の小さな丸い歌口が良いと言われる方もいらっしゃいます。
●口の形とか、モダンフルートを演奏されるとか、さまざまですので好みが分かれるようです。
●フォトのロットは、最低音のDもしっかりと響きます。エボニー製ですが、グレナディラと異なり、しっとり感を含んだような音色です。
●ウィーネをよく吹き込まれたら、どのような音色や吹奏感などまた教えてください。
woodwind 図書館長
2007/12/19 22:10
こんばんは。

ウェーネの歌口は、微妙に楕円形で、
9mm×8mmです。

ウィーネは、ポラック氏によれば、
reedy(かん高い? アシ笛の音に似た?)音らしいです。

楽器の染色が濃いせいかも知れませんが、
妙に楽器が細く見えます。

もしかしたら、管が肉薄なのかも知れません。
わたにゃん
2007/12/19 22:25
わたにゃんさん、こんにちは。
●管の厚さですが、当然、外形と内径との差(の半分)で決まります。トラベルソでは、指穴1のところでの外形は、26o前後。太いもので27o近く。細いもので25.6oほど。わずかに1oの差ですが、人の感覚は鋭く、細く見えます。また手にした感覚はもっとすごいと思います。
●一方、内径ですが、指穴1のところで、17o前後。太いもので17.5o、細いもので16.7o。細いものは、G.A.ロッテンブルク。ロココから初期クラシカルにかけてですが一時期細くなりました。
●外形の大きいものは内径も大きく、管厚は、ほぼ一定しているようです。4.5o程度。もちろん指穴で異なります。先細りのテーパー状ですので、指穴3や、とくに指穴4のところでは管厚があります。
●ウィーネの外形は細いかもしれませんが、管厚は普通かもしれません。
woodwind 図書館長
2007/12/23 13:17
こんにちは。

お借りしてる、ロット392Hzですが、
割りと少な目の息で鳴らせるので吹きやすいです。

以前お借りした Schuchart は、
何故か多量の息が必要で、けっこう大変でした。

ロット392Hzの最高音域ですが、
Fは楽に出たものの、Gは私にはムリでした。

モーツァルトの「フルゥトとハァプのコンチェルト」を
移調吹きするには、Aまで必要ですが…。

そのかわり、低音域が吹きやすく、
バロゥクの末期の楽器ではありますが、

もっと古い時代の作品に向いている感じがします。
わたにゃん
2008/04/18 12:33
わたにゃんさん、こんばんは。
●Lot392、Schuchartとは全く違いますよね。お貸出ししましたSchuchartは、確かに息を多くするようですね。またその割には、第三オクターブが出ません。ただ、あとで作ったSchuchartはもう少し「荒くなく」吹奏感が異なります。
●Lotの第三オクターブですが、G,G#,Aを出すには、管をむこうへ回すようにすると良いかもしれません。みなさまそれぞれアンブシャーが異なりますのでなんとも言えないですが・・また。歌口の「斜め吹き」も有効かもしれません。すなわち右手を突き出すようにして、歌口の息があたる部分が、「右の前コーナー」に当たるようにするのです。
●低音域が吹きやすいのは、BateCollectionの図面より、わずかに下管の内径を拡げています。
●また、試奏に対する別の結果が出ましたらコメントをお願いします。
woodwind 図書館長
2008/04/18 23:29
こんばんは。

やはり、第3オクタァヴのGが出せません。
ウェイネやルクレーでは、一応、出せるのですが…。

バッハの「オーボエとヴァイオリンのコンチェルト ハ短調」
の第1楽章が、非常に良い感じです。

ヴィヴァルディの「オーボエ・ソナタ ハ短調」もやってみたいのですが、
楽譜が手に入りません…。
わたにゃん
2008/04/21 00:12
こんばんは。

第3オクタァヴのGの当て方が少し分かりました。

ヴィヴァルディのト短調の室内コンチェルトの
(おそらく)リコォダァのパァトを全音高く吹いてみましたが、

音が太すぎて違和感がありました。
440Hzのバロゥク・フルゥトだったら良いかも知れませんが…。

やっぱり、オゥボエの曲の移調吹きの方が合ってるようです。

このところ、1日おきに、20分ずつ吹いてるのですが、
30分吹いても大丈夫でしょうか?

明日から、佐渡の実家に帰省します。
自由に練習できるので、楽しみです。
わたにゃん
2008/04/29 21:12
わたにゃんさん、こんばん。
●音が太すぎて違和感があったとのこと。音が太いとは、大きな音量という意味ですか?確かに、下管を少し広げて削っていますので響きと思います。
●エボニーの楽器ですから、水分を小まめにふき取っていただければ、30分以上でも大丈夫と思います。新しい楽器ではありませんので、プレーイングインは不用。実家に戻られ、連休中、自由にお楽しみください。とくに低音域が響くような曲を選ばれるとLotの味が出ると思います。
●第三オクターブですがG#とAが出るならGは同じような吹き方で良いと思うのですが・・・
woodwind 図書館長
2008/04/29 21:48
また、こんばんは。

音が太いというのは、
中低音が朗々と鳴るというような意味です。

音量もけっこうあると思います。

第3オクタァヴのGisやAは試していません。
Aが出れば、モーツァルトの「フルゥトとハァプ」が出来ますが…。
わたにゃん
2008/04/29 22:52
こんにちは。

連休中にも少しずつ吹きました。

少し気温が低いのか、
すぐに内径がびしょびしょになるので、
やはり、20分でやめておきました。

アルビノーニの「オゥボエ・コンチェルト ニ短調 作品9−2」は、
392Hzの音色に合ってて、良い感じです。
(実際は、全音高く吹いてるのですが…。)

トーマ・ロット392は、
あと1週間くらいでお返ししようかと…。

ウェイネやルクレーと並べて、
写真を撮りまくりましたので、後でお送りします。

全音高い移調吹きは、#系の調だとむづかしいですね。

バッハの「2つのフルゥトのソナタ ト長調」も
臨時記号が増えると大変です。
わたにゃん
2008/05/07 10:34
わたにゃんさん、こんばんは。
●昼間は暑いですが、夕方は涼しい季節です。びしょびしょになるようであれば、少し休ませるのもいいですね。
●Lotエボニー392ですが、少し内径を拡げており、またF#を高めに調節していますので、大きな音が出たと思います。これに対してLotエボニ415の方は、少しおとなし目です。近く、お貸し出しから返却されますが、試されます?
●今、楽しみなのは、オトテール392です。3本同時に作っていますが、黄楊のものがほぼ完成。バイオレット(キングウッド)のものは、外形・内径削り完です。また、本紫檀のLotも製作中です。どんな違いが出るか楽しみです。そのうち、これらでも遊んでみてください。
●全音移調すると大変だと思います。もともとトラベルソならニ長調、ト長調が多いですよね。せっかく演奏が楽なのに、ホ長調、イ長調。移調する気にならない。オーボエ曲だとフラット系もあるから事情が違うかも。
woodwind 図書館長
2008/05/07 22:18
こんばんは。

今日は、30分、吹いてきました。

ご報告が遅れてしまいましたが、
楽器が届いた翌日あたりから、ヘッドコルクがゆるくなっていました。

そこで、絹糸をまいて、ワセリンをつけて使っていました。
もっと良い方法があったのでしょうか?

ついでに教えていただきたいのですが、
きつすぎる場合、コルクを削るにはどうしたら良いでしょうか?

ウェイネのが、かなりきつくなってきて、ちょっと心配です。
わたにゃん
2008/05/10 21:04
わたにゃんさん、こんばんは。
●ヘッドコルク、もとから緩めだったかも知れません。コルクは、きつめが良さそう。絹糸で上手くゆけば、それでOK。
●コルクの削り方は、きわめて簡単。サンドペーパー#100〜150を平らな机の上に置き、コルクを水平に動かします。少しづつ回転させ、ぐるりと一周。それだけ。
●コルクですが、わたしはワイン栓を使います。ワインボトルにもよりますが、少し細めのものは、19.6oのLotの大きさに合う物が見つかるかも。太いときは、上の要領で丹念に削ります。長さは適当、15〜20o。鉄ノコなどで簡単に切れます。
●わたしのLotですが、コルクもご自由に取り替えてください。ちなみに、Ebキーのパッドが緩くなった場合は、輪ゴムを3重にして押さえてください。コルクもパッドも、隙間があると、第三オクターブなど発音に影響すると思います。
woodwind 図書館長
2008/05/10 21:58
こんばんは。

ヘッドコルクの件、ありがとうございます。
#600くらいだと細かすぎるでしょうか?

佐渡へ帰った時、
コントラバス奏者の方と合奏したのですが、

トーマ・ロット392で全音高く吹いたら、
442Hzより若干高くなったようです。
わたにゃん
2008/05/11 21:52
わたにゃんさん、こんばんは。
●#600だと仕上げ用で、コルクを丁寧に磨きたい人用でしょう。わたしのように短気なひとは、もっと荒い#80ぐらいでないと、削った気がしません。
●音合わせしたとき、トラベルソのピッチが違うことはよくあると思いますが、お手元にあるLotとモダンフルートで合わせましたが結構合いました。合わなかったという場合、どの音が合わなかったか注意深く観察する必要があります。例えば、Fは当たり前、高域のG#とか高くなりがち。また高域のC#も運指により随分違います。あわせているときは、どこか違う音が少しでもあると、とても気になります。だからといって、全音域にてピッチが違うとは限らないと思うのですが・・・
woodwind 図書館長
2008/05/12 21:13
こんにちは。

1オクタァヴ目のAを吹いて、
コントラバスのGと合わせてもらいました。

コントラバスの音が低すぎて、
音が合ってるのかどうか、分かりませんでしたが…。

トーマ・ロット392を吹くのは、
今夜で最後になるかも知れませんが、

チュゥナァで調べてみます。
わたにゃん
2008/05/13 17:08
こんばんは。

今日、松村禎三の「詩曲一番」&「詩曲二番」を少し吹きました。
尺八の現代曲です。

最低音がHまで出てくるので、
例によって、392Hzで全音高く吹き、

Hは、実音Cを内側に回して、低く吹きました。

問題は最高音で、
無伴奏の「詩曲二番」では、Bまで出てきます。

392Hzでは、Cを吹かなければなりません。

でも、バロゥク・フルゥトで尺八の曲を吹くのは、
モダン・フルゥトで吹くより味があると思います。

楽器は、よく乾燥させてから、アァモンド・オイルを塗り、
木曜日に発送したいと思います。

バロゥク・フルゥトの多様性を楽しませていただきました。
わたにゃん
2008/05/20 22:54
ピッチは、チュゥナァで調べたところ、
ほぼ440Hzの全音下でした。

コントラバスの弦がゆるんでたようです。
わたにゃん
2008/05/20 22:58
わたにゃんさん、こんばんは。
●すごいですね。多様な音楽を楽しまれているとのこと。トラベルソは、ホント、尺八の音色に近い味わいがあり、それらしく吹くと似てますね。392で最低音D、全音上げてCが出てくる上に、Hまで工夫して出さないといけない・・大変だったでしょう、聴かせてもらえれば面白かったでしょうねー。
●A=440の全音下で安心しました。
●発送の件了解です。今仕上げ中のオトテール・トラベルソ392バイオレットウッド、これがなかなか良いです。またそのうち吹いてみてください。
woodwind 図書館長
2008/05/21 00:01
こんにちは。

取り合えず、
ウェイネのロォンとルクレーの替え管のロォンが終わります。

歌の練習用に安いギタァを買おうかとも思うのですが、
やっぱり、笛が欲しいですね。

サイモン・ポラック氏の392Hzの「Tassi??」と云う、
製作者不詳の楽器が気になります。

高音域の鳴らしやすさから、1750年頃の楽器と推定され、
オリジナルは400Hzらしいです。

最高音域のAも簡単に出せるとか…。

この楽器を参考にして、
420〜430Hzの全音下のダモーレを作ってみたいのです。

黒檀とグレナディラがありますが、
黒檀の方が欲しいですね。 /* 高いですが */
わたにゃん
2008/06/18 13:13
それから、ジャクリーヌ・ソレルさんのアルト・リコォダァ、
392Hzの「Debey」も気になります。

415Hzのオリジナルからのアレンジみたいです。

ヴェニィシャン・ピッチのEs管の楽器として、
ヴィヴァルディのコンチェルトに使いたいのです。

こちらは、ヤマザクラに近いと思われる、
チェリィで作ってもらうこともできるようです。

392Hzで、フランス・バロゥクをやろうとは、
今のところ、あまり考えていません。
わたにゃん
2008/06/18 13:13
わたにゃんさん、こんばんは。
●420-430Hzの全音ダモーレですか。いろいろと、ピッチの異なるものにご興味ありそうですね。やはり、そこはヤマザクラを用いてご自身で作られるのがベスト。
●慣れてしまえば、どんなピッチだって出来てしまうと思います。自分で使うものですから、どんな冒険だって出来ますよね。
●わたしは、純粋に415の長3度低いダモーレに取り掛かるつもりです。ベートコレクションのmのですが、中村忠さんのビデオ教則の中で、紹介されてもいます。材質はことなりますが。わたしは、オリジナルどおり欧州黄楊で試みます・・
woodwind 図書館長
2008/06/20 22:51

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