バロック木管図書館 woodwind

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS バロック木管のピッチ調節リングあれこれ

<<   作成日時 : 2007/08/09 01:11   >>

トラックバック 0 / コメント 22

画像ピッチ調節リングをご存知でしょうか。

バロック木管のピッチは、各音の高さ、とくに基準となるラ音の高さのこと。

標準ピッチは、国・地域によりさまざま。 現在に至るまで、いろいろ変遷がありました。

現在の標準モダンピッチは、1939年、ロンドンで開かれた国際会議で、ラ音 a' の基本周波数を 440Hz とすることが決まりました。(→こちらを参照)

昨今、古楽復興により、バロックあるいはクラシカル音楽演奏に、オリジナルやそれらのコピー(復元)楽器が用いられることが多くなりました。

オリジナル楽器は、作られた年代や国・地域でピッチが異なるわけですから、合奏に用いるとき、互いのピッチを合わせる必要があります。 弦楽器は、弦の張り加減である程度の範囲の調節ができます。 では、管楽器ではどうでしょう。

トラベルソ、オーボエ、リコーダー、クラリネットなど、木管楽器のピッチは、基本は管長で決まります。 アンブシャーで幾分か調節が効くトラベルソですら、長さが少しずつ異なる幾本かの「替え管」によりピッチ合わせを行いました。 (→こちらも参照)

問題は、現代における古楽の演奏。 替え管のないオリジナル木管楽器を用いる場合、弦楽器や鍵盤楽器のピッチを木管に合わせることとなります。

コピー楽器では、どうでしょう。

現存する、さまざまなピッチの木管楽器を忠実に復元し、当時の演奏に近付けて、オーセンティックな音楽を求めると、オリジナル楽器を用いるのと同様、ピッチ合わせ問題が残ります。

「現代における古楽演奏」に対して、標準ピッチがあれば実用上便利。 古楽復興に尽力された先駆者は、以下のピッチ使用を提唱し、次第に実質的な標準(デファクト)となりました。
 (→こちらこちら、およびこちらを参照)

楽器製作家・メーカーは、このデファクト標準に合わせてきています。

 − バロック・ベルサイユピッチ A=392Hz
 − バロックピッチ        A=415Hz
 − クラシカルピッチ       A=430Hz

でも、オリジナル楽器のピッチどおりに製作することも多々あります。 これは、演奏家・愛好家が、オーセンティックな楽器と演奏を求めるからでしょう。

結果として、A=396/400/403/407/410/419/425/435Hz・・・・

などが市販されることとなります。

このような楽器と、デファクト標準の A=392/415/430Hz のコピー楽器による合奏場面ではピッチ調節が必要となります。

管長を短くすることは無理。 管長を長くすることで、幾分かのピッチ合わせができます。

とくにトラベルソですが、スライド式頭部管を持つものはスライドし、持たないものでも、上管を少し抜くことによりピッチを替えることができます。

スライド式は、頭部管のボアが2重構造で、薄い金属管で実現しているものでは、スライド時でも内径段差がごくわずかな特徴があります。

上管を抜く効果は、0.8〜0.9Hz/mm。 5o抜くと、ピッチが約4Hz下がります。 ただし、テノン・ソケットの長さは、26〜31oほど。 多く抜くことはできません。

スライド式と異なり、抜いた分、ボア(内径)で段差ができます。 この段差が音響に与える影響を少なくするため、ピッチ調節リングを入れることもできます。

用いるのは、ソケットの中にスッポリ入る「内リング」。 引き抜く量を加減できるよう、異なる厚さのリングを用意するのも良いでしょう。

引き抜くと、外側から見て、テノン側にその分の溝が見えてしまいます。 これが気になるなら、同様にテノンにスッポリ入る「外リング」を用意するのも良いでしょう。

フォトは、バロックとクラシカル木管に、これら内リング、外リングを適用した例を示しています。

(フォトをクリックし、現れる新ウィンドウの右下コーナーの拡大アイコンをクリックすると拡大して見ることができます。)

順に見てゆきましょう:

●フォト手前: トラベルソ(バロック・フルート)

頭部管から上管を 5mm 引き抜いています。 手前の2つのリングですが、立っているのが厚さ 5o、横になっているのが 2.5o。 これらの内リングを、頭部管のソケットに入れて用います。 内リングの外周は、ソケット内径に、また内周は、頭部管/上管のボアに合わせます。

●フォト中央: クラシカル・フルート (1812年製のオリジナル楽器→こちらの記事を参照)

2重の薄い金属管でできたスライド構造。 バレル部にガイドの線が幾本かあり、引き抜いた量が分かる構造。 ピッチは、A=440Hz よりずっと高く、フォトのように、幅広のリング、および飾りの(人工)象牙リングの合計分を引き抜いて、A=440Hzを得ています。 外リング2箇使用の例です。

●フォト後ろ: 後期バロック・クラリネット (→こちらを参照)

クラリネットは、通常、長さが異なるバレルでピッチを変えることができます。 フォトでは、上管と下管との接合部分で、ほんのわずかですが、長さ調節をしています。 下管のソケット部は、象牙リングがあり、装飾性を損なわぬよう、上管のテノン部に、(人工)象牙製の外リングをはめ、連続性を保っています。

ところで、ピッチ合わせを行った、トラベルソと通奏低音のチェンバロ演奏。

室内や狭いホールでは、聴衆の息で次第に気温が上がります。 トラベルソのピッチは、気温で決まりますから上昇。 一方、チェンバロの弦は伸び、緩むことで張力が下がり、ピッチは下降。 互いに、ピッチが相反する方向に容易に動きます。

せっかく調律したチェンバロを、演奏の合間に再調律することは現実的ではありません。

このような場面でも、調節リングを頭部管のソケットにほり込みます。 「コトン」と小さな音が響きます。 トラベルソの方で調節するのです・・


【関連記事】  青字クリックで記事へジャンプします。

木管のピッチはどうやれば変わるのでしょう
トラベルソは、替え管で特性が変わります
ベルサイユピッチの落着いたトラベルソの音色
バロックとモダンピッチの両刀遣いのトラベルソ
クラシカルピッチのトラベルソ替え管はいかが
1785年:ポッターの特許申請フルート
大きくて、やっぱり低い音が出ます

設定テーマ

注目テーマ 一覧

月別リンク

コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
本文訂正:クラリネットのボア→バレルの間違い。
woodwind 図書館長
2007/08/09 21:02
僕はチューニングスライド付しか作っていないので、調整リングを必要とした事がありません。
この頃思うのは392hzは反応が悪く吹きにくいのではと言う事です。400hzの方が表情を出しやすい。
なのでベルサイユピッチのデファクトスタンダードはは392hzから400hzに変更された方が良いのではと思っています。
オーボエ好き
2007/08/12 12:04
オーボエ好きさん、お早うございます。夏休みに入りました。
●チューニングスライド付とは、クヴァンツのトラベルソのことですか、それともそれ以外のモデルにも、ご自身でスライド機構を付けられているのでしょうか。気になるところです。
●400Hzの件、今の私にとって、とても重要な意見です。と言うのは、オリジナルに忠実に複製するのだと言っておきながら、ピッチをデファクトに合わせています。これもひとつの太い道。でもオリジナルを求めるのも、また別の細い道。
●実際、オトテールのベルリン/サンクトペテルブルクのピッチは400Hzで、グラーツのみ392Hzと聴きます。元のデータから、10oほどどこかで延長しないと392Hzとならない。その伸ばし方により、製作家の間で、頭部管が長かったり、中部管が長かったり、あるいは歌口の切り場所が違ったりしているように見受けます。
●問題は、400Hzの方が「反応が良い」との意見。それは、どのモデルの例なのでしょう。両者を作って比較したとしても、おそらく私には、その8Hzの差を識別できないような気がしています・・感性のなさでしょうね。
woodwind 図書館長
2007/08/13 09:10
☆チューニングスライド付はQuantzとKirstです。Kirstの場合は作品にオリジナルの全てにチューニングスライドがついている訳ではないですが、僕は付けています。
☆400の方が反応がよいと言うのはQuantzのことです。替え管1番で392hz、2番で400hzです。400hzの方がバランスのよい歌いやすい感触です。
オーボエ好き
2007/08/13 18:56
●クヴァンツの替え管ですが、2番の替え上管のほうが、下管と合っていると言うことはありませんでしょうか。本来の指穴設計位置を知るために、各替え管をグラフにプロットすることにより、どの替え管が妥協し、またどれが基準設計にしているか分かると思います。無理のない標準設計が2番であったとしても、あり得ると思います。当時、クヴァンツはベルサイユ訪問し、400Hz当たりが基準であるものを持ち帰り、プロシャ(ドイツ)で製作したのでしょうか・・・反応が良く、バランスが良いのは正しい音程と、ある音群の発音が容易なのか知らん。400Hzをデファクトとしなおすのも意味があるかもしれませんが、実際、392の方がモダンと合わせる時、チューニング上は便利ですね。
●キルストのチューニング・スライドも、薄い金属管でなく、木製の薄いバレル構造なのですか。製作は、結構難しいと想像しますが、オーボエ好きさんにとっては、もうマスターされた領域なのでしょうね。
woodwind 図書館長
2007/08/15 11:53
☆Kirstのチューニングスライドは図面になっているものは木製の薄いバレル構造です。この製作手順はもうマスターしました。あとは装飾です。
イングリッシュタイプの金属管もあるようですが、図面ではありません。
☆Quantzのフルートは2番か絵管の方が発音楽です。もたつきが無いので、扱いやすい。
チューニングに関しては392hzの方が便利ですね。しかしこれはモダン楽器に全音落としてもらわないと合わしにくいようです。392hzで半音上げて415hzの楽器と合わせましたが、ピッチはあっても各音のチューニングの状態が異なるようでViolin奏者はブーイングしていました。
オーボエ好き
2007/08/18 22:08
オーボエ好きさん、こんばんは。
●キルストのスライドでは、1重構造ですか、それとも2重? 2重というのは、バレルの薄い部分をヘッドジョイントに挿入するとき、受けるべきヘッドジョイント側のボアに上下の隙間があり、薄いバレルを入れるもの。金属パイプでないと無理ですよね。通常、GARなどのフット・ジョイントのレジスタが、金属パイプでこの2重構造を採っています。
●392を415と合わすには、半音上げますよね。そうすると、とくにE→F、G→G#、A→Bb、またD→Eb(あるいはD#)が合わなさそうですね。平均律以外の調律では、単に半音上げるだけでは済まないでしょうし、注意深く他人の音を聞いて近づけるしかないか・・
woodwind 図書館長
2007/08/18 23:44
★キルストのスライドが2重構造だったと思います。
★実験したところ0.5mmで作ったソケットにぴったりのサイズの円筒管では半年後にソケットの外側が割れました。
★そのご0.3mmで作った少し小さめの円筒管を糸を巻いてソケットのサイズに合わせ接着したものは半年たっても割れていません。
★0.3mmで作った円筒管はソケットのサイズぴったりにしても1年ほどたちますがまだわれていません。
★実際図面にあるのは0.4mmなのでそれでも試してみたいところです。
ただこれは常時DIYshopにないサイズなので、金属材料屋さんからとって使ってみようと思います。
★0.3mmは柔らか過ぎるし、0.5mmは硬すぎるから0.4mmはちょうどよい条件のチューブができるかもしれません。
★irish fluteの製作も考えています。頭部管の中を通る円筒管を巻き管で作ろうと思っていますが、長い巻き管なのでよい製法が思いつきません。ロウ付けまでは何とかできそうですが、その先の整形で心円がだせるかどうか。。
オーボエ好き
2007/08/29 22:53
★392で半音あげて415とあわすのはとても難しいです。
そういった手法が過去になかったわけではなく、イタリアのオーボエ演奏家がイギリスで演奏した折にはピッチの異なる楽器のために移調が行われ演奏したそうです。
★392も415もそれぞれに調律さえており、それは平均律ではありません。
それぞれの調律の美しさを生かそうと思うと、移調してあわすという手はかなり難しいと思われます。
オーボエ好き
2007/08/29 22:59
オーボエ好きさん、こんにちは。
●「糸を巻く」ことで上手く行ったとのこと。それが重要そうですね。接着して固定することの良否の問題でしょうか。材質の違い(木・接着材・金属)によるストレスのかかり方が異なるので割れてしまうのでしょうね。トラベルソの象牙マウント(リング)の接着剤に何を使うか・・緩衝材のようなものがいいのでしょうね。
●ステンズビーのフルート・ダモーレのトラベルソの図面を見ると、頭部管のヘッドキャップをかぶせる部分ほかに、象牙マウントがあるのですが、そのマウント部に溝があるようで、そこに糸を巻いているのでしょうか、これも緩衝の意味かもしれません。そのダモーレのトラベルソを作ろうと、材料の黄楊を選び、材にした状態で、かれこれ4年くらい乾燥させています。作るときは、このいただいたヒントを参考にしたいと思います。
●392/415の移調は、単純ではありませんね。D調のトラベルソはあくまでD調ですよね。現代のトラベルソ製作家の調律法も、平均律に合わせる方向もあり、とくに440への替え管では、その目的からか平均律にあっているみたい。
woodwind 図書館長
2007/09/01 14:07
☆象牙マウントには後で外せる様にする事を考えると膠と思います。
☆金属チューブに糸を巻いて、エポキシ系接着剤で固定しました。水が入り込むので膠は使えません。
ゴム系は弱いので使えません。その他シェラックもダメでした。
0.3mm厚のチューブなら簡単にたわむので木の変化に対応できるものと思います。
しかし、図面ではあくまで0.4mm。それでいて割れたお言う記述は見受けません。。。。
☆調律はまったく平均率ではないということですね。それ故に間を楽しんだりできる。
☆平均率のトラベルソでは味わいないかもしれませんね。
☆最近モダン楽器の修理の仕方という内容の本を買いました。金属環を付ける時には本体との間に紙や布を挟むそうです。
オーボエ好き
2007/09/01 23:22
オーボエ好きん、こんばんは。
●膠で止めているのかもしれませんね。とりあえず、まずは糸巻きだけでやってみようと思います。フルート・ダモーレと言うのも作って、遊んでみるのも面白いと思いませんか。
●頭部管のインナーパイプを巻き管でつくられるとのこと。巻いて、ロウ付けのあと、何千回、何万回と叩くのだそうですね。叩くと、硬くなる鍛造。この手作業を、ある製作家は、機械による絞りで真円を出しているみたい。モダンフルートの巻き管によるものは、引き上げ工法より結果としてよいものができるそうですが、それほど違いが出るものか知らん・・
●モダン楽器の修理の本、色々とヒントが得られそうですね、わたしも、一度見てみようかなあ、新しい発見があるような気がします。
woodwind 図書館長
2007/09/02 22:39
☆フルートダモーレはQuantzが著書の中で述べていますね。#の多い調は吹きやすいのではないかと思います。
☆巻き管は結構叩きますが、50mmの長さでは何万回はいかないと思います。千回いくかな?
☆シームレスの方が精度が良くて完成までの工程が少なくなり楽かと思います。モダンでどれ程の違いがでるのか確認した事はありません。初めて巻き管を試奏したときは既に腕が落ちていました。
☆管が均質でない事が良い音色や反応を生むのかもしれません。それであれば精度を求めるには大企業に劣ってしまう個人製作家の方が利点がありそうです。
オーボエ好き
2007/09/03 12:48
オーボエ好きさん、こんにちは。
●わたしは、巻き管製作の経験がないのですが、ある製作家のWebにて、何千・何万回とありました。長さもモダンですから、50oの10倍はあるでしょうか。
●話は変わりますが、金管、トランペットやホルンの作り方ですが、1本1本、朝顔部分を叩いてつくりますよね。信じられないことに、仕上がりは小さな凹みすらない。大手の楽器メーカーでも、個人の製作家でも、やることは同じ。
●「大企業に劣ってしまう・・」のくだりですが、フルートにせよリコーダーにせよ、大手楽器メーカーでも特定モデル(たとえば415Hzのリコーダー)に限れば、個人と変わらぬ人数(1〜2人)しかいないと思います。手作りの要素に頼る製品は、わたしは、会社の経営規模と無関係と思っています。これが、量産品の場合は話は別。設備導入の点で資本の大きな企業が品質含め有利か。
●人の眼や感覚は優れており、職人の世界ではきわめて精度の高いものを生み出しますよね。均一なものをつくることでも、職人(個人)の方が機械に勝るところが不思議な気がしています。
woodwind 図書館長
2007/09/09 15:09
☆人間のもつ感性を極めて行けば、美しい形状を表した数値に収束していくそうです。且つ、それは1つではないそうです!
☆トランペットやホルンのベルは叩いた後に、ローラー掛けをするのでそれできれいな形状になるものと思います。さらに鉄棒にオイルを塗って芯金に合わせてこするのだそうです。
☆円筒管でローラー掛けをすると内径が太くなってしまう様です。アンビルを木製にして芯金を金属、木槌で叩くのならば内径は太くなりにくいです。
☆大企業でも手作りでやっていれば変わらなさそうですね。僕は外径が自動で削り出される量産の事を考えていました。
☆アルミ製Steady Restできました。まだ使っていないのですが、今度は失敗が少なくなります様にと祈っています。
オーボエ好き
2007/09/10 17:33
オーボエ好きさん、こんばんは。詳しい情報ありがとうございます。
●金管の工程で、ローラー掛けなどがあるのですか。絞り加工の類なのか、単に外形に回転する当て金具が移動するのか・・面白そうですね。
●「美しい形状をした数値に収束する」件、興味深いですね。と言うのは、偶然にも、今書いているBlog記事が、「黄金率」。美しい形状の連なりで、数学的にもきわめて美しいもの。もしそうであれば、その記事にもコメントいただきたく・・・
●アルミの steady rest 出来上がったそうで、いいですね。3本の支えには、ロールベアリングが付いているのでしょうか。摩擦がとても少なくなると思います。わたしの木製の3本支えでは、黄楊も黒くなり摩擦熱で煙が舞い上がるほどで、精神衛生上よくありません。内径削りでも同様、煙がのぼります・・。アルミ製で精度良く、滑らかな支えがあると良いですね。
woodwind 図書館長
2007/09/10 21:02
☆アルミ製Seady Restは上手く動いてくれています。これまでより円筒型の内径のリーミングが美しくなりました。
☆金管の製作工程は絞り加工の類いと思います。円錐型なのでできるのではないかと思います。おっしゃる様に外径に当て金具が回転しながら移動するようです。
古い古楽器で頭部管に金属管が仕込んであるものをみるとどうもこの加工ではないかと想像されます。叩くだけでは無理なのかもしれません。
オーボエ好き
2007/09/22 11:10
おはようございます。
●アルミ製ブレ防止、完成および機能的に成功されたとのこと、おめでとうございます。わたしも、今の木製から、少し違ったものを導入すべきかとも考え始めました。横ブレ防止だけでなく、中心を合わせることと一緒に考えろところがポイント。楽器メーカーのHPか何かで見ましたが、内径処理の際、材の端に金属製の丸枠のようなものを取り付け、それ自身がビレ防止になっているのです。金属枠自体で中心をしっかり決め、そこからはブレないのです。この金属枠そのものにボールベアリングを組込み、不要な摩擦を避けるのはどうかと思って、以前からベアリングを探しています。
●円筒インナー・パイプの件、上手くゆくと良いですね。わたしが、インナー・パイプを必要とするなら、それはR.Potterの6鍵トラベルソの復元が、最初となるでしょうか・・しばらく着手の見込みはありませんが。市販の真鍮金属パイプに適切なものがありませんねー。結果がでましたら、是非教えてください。
woodwind 図書館長
2007/09/24 10:44
こんにちは。

一つ気になることがあるのですが、
ワタシの持つ日本製のルクレールのコピィ、
テノンの部分も円錐形らしく、
糸を足したりしないと抜き差しによるピッチの調節ができません。

オリジナルに忠実なのかも知れませんが、
オランダ製のウィーネのコピィに比べると使い勝手が良くないです。

糸の巻き方のせいかも知れませんが…。
わたにゃん
2008/01/11 13:38
よく考えてみましたら…、

テノンの糸を上手く円筒形に巻いても、
頭部管のジョイントの内径が円錐形になってたら、
やはりダメですね。
わたにゃん
2008/01/11 18:11
わたにゃんさん、こんばんは。
●どのトラベルソのテノンもほんの少しテーパーがあります。ただSchuchartでは、あきらかに内径データから、テノンが収縮したと思われます。オリジナルでは結構なテーパーですが、復元ではあえてもとあったと思われるよう平行にしています。
●糸巻き調整だけでは、上手くゆきませんね。そもそもトラベルソでは、頭部管を引き抜いてピッチ調整できる範囲は少しだけ(3〜4oほど)。それを超えるものは、替え管で対応か。
woodwind 図書館長
2008/01/11 21:23
こんばんは。

ルクレールの425Hzの替え管が、
もうすぐ完成らしいです。

製作家さんによると、
けっこうバランスが良いらしいです。

楽しみです。
わたにゃん
2008/01/25 00:07

コメントする help

ニックネーム
本 文