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zoom RSS オトテール・トラベルソ中部管は、もっと長いのです

<<   作成日時 : 2007/12/01 18:21   >>

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画像楽器のつくり方 (88) 2007/12/1

オトテール・トラベルソは3分割で、独特のスタイルをしています。 (→こちら)

頭部管、中部管、下管からなる3本継ぎ本体に大きなヘッドキャップと継ぎ手のバレルが付きます。

これまで、人工象牙部分と頭部管を見てきました。 青字クリックで記事を参照できます:

象牙の足管(フット・ジョイント)つくり
象牙のヘッド・キャップつくり
象牙のバレルつくり
象牙のヘッド・キャップとバレル用のマンドレルつくり
象牙の磨き
頭部管つくり(内径)

今回は、木材でつくる部分のうち中部管を見てみましょう。

中部管つくり(内径)

加工する視点で頭部管は長いですが、中部管はもっと長いと言えます。

中部管の仕上げの長さは、332o。 マージンを見て、342o。

他の、4分割のトラベルソの上管では、たとえば、トマ・ロット 415Hz 用で、220o。 マージンを入れても 225o ほど。 その差は、117mm にも。

フォトに、中部管の長さを比べました。

真ん中は、中部管用のリーマー。 その左側が、オトテール中部管、そして右側がトマ・ロットの上管。 長さの違いが分かります。

●オトテール中部管: 材質は、アジア産の黄楊(→こちら)。

12インチ 305mm を超えるこの長さともなると、アジア産の黄楊では確保ができても、欧州黄楊となると、かなり困難と言えます。

欧州黄楊で、この長さを確保するには、丸太あるいは半丸太の材を入手し、歩留まりが悪い中、切り出し方をよく考えて木取りすることとなります。

旋盤上での、ロングドリルによる階段状の穴広げ(→こちらを参照)ですが、300o 長のロングドリルでは、チャックで結わえる部分を除いた有効長は、250o 強。 342mm の材の加工は、片方向からではできません。

フォトに見えるように、材の両端にチャック結わえを施します。 わたしのチャックは、1インチ径のパラレル圧縮型。 長さ10〜13mm ほどの結わえを確保します。

ガイド穴あけ(→こちらはその様子)工程でも、この長さとなると真っ直ぐに進まず、芯がずれることもしばしば。 ずれた状態で、ずれた側の端からのドリル穴広げ工程で工夫が必要となります。

先に、チャック結わえをつくり込むと、同心が確保できず。 ずれた穴を「基本」として、センタ間削り(→こちら)を行い、チャック結わえをつくると同心が確保できます。 工程手順による工夫です。

ロングドリル(→こちら)には、300o のほか 450o のものもあります。 この場合は、ドリルの有効長が 400o 強となり、両端からの穴広げは必要がなく、片方向から行えます。

しかし、この場合は木工旋盤のベッド長が問題。 公称センタ間長 24インチ 610mm (→こちらは概観)では足りません。 材の長さとロングドリルの長さを加えた 750mm を扱える 36インチ 915mm が必要となります。

この意味で、木工旋盤は、「大は小を兼ねる」と言えます。 36インチ、さらに48インチのものを購入すると、テナー・リコーダーや、ファゴットつくりにも対応できそうです。

ただし、加工は、ますます難しくなります。 ガイド穴あけや穴広げで使用するシェル・オーガー(→こちら)やロングドリルは、鋼鉄製ですが長くなると鋼鉄と言えど曲がります。

ドリルチャックから遠く離れた刃先は、硬い木管の素材(硬材)の横から受ける圧力に簡単に屈してしまい、ほんの少しでも中心かららブレると、その方向にしか進めなくなるからです。 内径にピッタリとくっ付き、キーキーと悲鳴を上げ、スタックしたりします。

フォト中央は、オトテール中部管用の手製リーマー(→こちらも参照)。

材は、公称 3o 厚の軟鉄。 長さ510o。 とにかく長い。 軟鉄であっても、材質が柔らかく、加工長が短ければ、この種のリーマーでも加工できます。 しかし、黄楊ほか硬材でかつ加工長が長い場合は、あまり有効とは言えません。

使い方は、中部管を木工バイトで結わえ、取っ手を回すのが一般的ですが、わたしは椅子に座り、取っ手を両足で押さえて刃が天井を向くようにし、材を手持ちで「だましだまし」削ります。

ただ硬材には歯が立たず、ヤスリ加工後の寸法合わせとして用います。 管の内部を見て、リーマーの刃の当たり具合を確かめます。 削ると言っても、仕上げ段階で、内部の表面を平らにする程度に使うのです。

内径(ボア)を削るには、欲張らず、刃渡り 50o 程度の部分リーマー、しかも鋼鉄製のものが実用的と言えるでしょう。

●トマ・ロット上管: 材質は、本紫檀(→こちらを参照)。

黄楊に比べて長さも確保しやすく、フォトのものも長い角材から切り出したもの。

長さ 225o は、オトテール中部管より短いので、穴拡げ工程なども通常の 300mm のロングドリルで行えます。

しかし内径つくりのリーマー加工において、一挙に刃渡りを確保しようとすると、上手くはゆきません。

フォト右端は、そのリーマーの刃。 取っ手は、中央のものを付け替えて用います。 3o 厚の軟鉄製。 長さ 400mm。 これでも、とても長い。 長すぎます。


以上見てきました、オトテールの中部管。 出来上がった作品を、傍から見るとわずかに長いだけ。 長いか短いかなど、通常意識にも上りません。

しかし、バロック木管をつくる視点からでは、どうでしょう。

ほんの少し長めとなるだけで、旋盤やドリル、リーマーといった冶・工具に与える影響が大きいのです。

専用の木工穿孔旋盤など、中型機器設備を導入する製造業者と違い、家庭で使用する小型木工旋盤や卓上金工旋盤などによる加工では、それなりの工夫が必要となるのです。

逆に言えば、工夫すれば加工ができます。 欲張らない刃渡り、時間が掛かり手順を踏む、やや面倒に思える工程を採用するなど、随所で工夫を凝らすのです。

要は、「時間がかかっても、少しずつつくる」精神。

文献集に載せました、「ミニ旋盤を使いこなす本」(→こちら)から、この精神を学び取りました・・・


【関連記事】  青字クリックで記事へジャンプします。

オトテール型のバロックフルートをご存知でしょうか
オトテール・トラベルソの総象牙のフット・ジョイント
太くてま〜るいオトテール・トラベルソのヘッド・キャップ
左右対称のオトテール・トラベルソのバレル
双方向の同心確保:ピンチャックの応用
人工と言えど、輝きは本象牙に劣りません
オトテール・トラベルソ頭部管は、結構長いのです
黄楊材の魅力いろいろ
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木管つくりの手製リーマーいろいろ
バロック木管の木材:暴れるだけ暴れさせます
●「ミニ旋盤を使いこなす本」→文献集


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コメント(32件)

内 容 ニックネーム/日時
”ミニ旋盤を使いこなす本”には大変お世話になっております。
これに載っているトラディショナルDビットを笛の内径に合わせて作れば、
自作鉄鋼リーマーのできあがりです!
オトテールの中部管の長さには驚きです。
オーボエ好き
2007/12/01 22:12
オーボエ好きさん、こんにちは。
●そうですね、この本はいろいろと豊富に載っていますね。Dビットの件、了解しました。断面がD字のDビットですが、著者は平らな面が中心より0.1〜0.15o外側にある点がポイントであるメッセージと受け取りました。と言うのは、刃をつけてもボアの面でのひっかかりがどうなるのかなあといつも思います。金工旋盤を手に入れましたら、わたしもやってみたいと思います。
●オトテール中部管長いですね。1度に三本つくっていますので、結構大変です。
woodwind 図書館長
2007/12/02 18:23
☆3本同時製作!!とは驚きました。僕は今は複数本の製作をしていません。1本づつで例えば今日は左手管のリーミングと外径切削です。
☆リーマーの平らな面は中心より外側にするのですが、ディスクグラインダーでは、2mm位外にしておいて、ダブルヘッドグラインダーで平らな面が砥石の外周の形にえぐれた状態にします。そしてオイルストーンで研ぐと端だけ刃が付きます。完成でも中心より1mm以上ずれています。
これでも研いであれば十分引っかかってくれます。片刃の表徴の背の様な感じです。
☆リーマーの材料の鉄鋼に穴を開けておくとグラインダでの切削作業も楽になりますし、リーミングの時も削りくずを多く貯めることができるので効率がよくなると思います。落としたらまがるなぁと思ってできずにいる工夫です。
オーボエ好き
2007/12/03 22:31
こんばんは。貴重な情報ありがとうございます。良く分かります。
●包丁の背のようにすると言うのは、とてもいいノウハウですね。「ミニ旋盤を使いこなす本」には、ここまでは読取れません。わたしは、元来、料理用の包丁を研ぎます。小出刃とか柳刃などです。刃が反っているため、切れるのであって、研ぎ方も片面だけで、裏面はほんのうすくなめる程度にすると良く切れます。これと同じですね、オイルストーンでの砥ぎは、真っ平らな面をオイルストーンで研ぐと想像し・・これで上手くゆくか知らんと思っていました。
●それに、リーマーの材料に「穴をあける」ノウハウですが、おそらくリーマーの軸方向に中心に穴を掘るのですね。そうすると、2つ割の工程で、少し楽になる効果も出るし、内径の削りに影響ない部分ですから、木屑だめにもなるというわけですね。このノウハウは、「いただき」です。
●木管製作家のリーマーを見ると、内側が掘れた、木工旋盤バイトのいわゆるフルート型に似た格好をしています。この思想と同じものが、穴あけリーマーですね。
woodwind 図書館長
2007/12/03 23:05
☆包丁についてはまさにその通りです。僕もオーボエのリード用ナイフが鰻用片刃包丁なので、それで思いついたわけです。
☆穴開けリーマーもおっしゃる通りです。Folkers & Powellのsiteにそのようなのが掲載されていました。
☆図面でのサイズと位置をそのまま鉄鋼で再現すれば、0.05mm位広くボアが出来上がります。僕はこれで今のところ十分良い感じです。
オーボエ好き
2007/12/04 21:46
オーボエ好きさん、こんばんは。
●パウウェル氏のサイトを良く見直してみました。最初、上のコメントで穴あけリーマーがこのサイトにあると言われ、記憶のある限りそれらしきものはないと思っていました。しかし、何日か経って見つけました。ツアーの最初のページですね。わたしは、以前から、これは90度切り欠いたリーマーとばかり思っていました。思い込みです。今見ると、穴あけですね。確か、以前のリーマーとフォトが変わっているのでは・・・・。
●氏曰く、内径の精度0.1oに保つことが必要。しかし、オリジナル楽器のボアの計測の暴れに対して、どう考えればいいのかと思いませんか。
●0.05oの精度でリーミングできているとのこと。すばらしいですね。したがって、あとはいかに精度良くリーマー自体をつくるかですね。
woodwind 図書館長
2007/12/10 20:03
☆精度よくリーマーを作ることは大切です。よく失敗するのでやり直しが多いです。
それで腕を上げています。バンドソーは必要です。手ノコで切っていては労力かかり過ぎです。
☆powell氏のサイトのツアーのページです。これもきれいにできていますね!昔の道具っていう感じがしないですが。以前のものと変わっているかもしれません!powell氏も常に精進という感じなのかな。
☆ボアがきれいに残っている物を選択するというのが今のところの僕の方針です。暴れているものは手に負えません。
想像ですが、最小値で作っておいて、部分的に調整するためのリーマーを用意し、最大値に近づけていくと言う方法だとボアの位置とその働きがよく理解出来そうです。
作るリーマーの数が多くなるので大変そうです。
オーボエ好き
2007/12/12 21:18
オーボエ好きさん、こんばんは。
●バンド・ソーをお持ちとのこと。話の筋からは、鋼鉄製のリーマー材を2つ割りにするときに使うのですか?もしもそうなら、安全対策についてご披露くれませんか。バンドソーは便利だと、読者のオーボエ製作の方から伺っています。それは木の硬材の切断用。これがあれば、黄楊でも切れるはず。ただ、金工用に使用することは想像していませんでした。
●つくるリーマーの多さについては、わたしは当然だとあきらめて??います。部分的にテーパー傾斜が異なるところなどその方が便利そう。
●実は、テナー・オーボエの製作では、そのことを逆の発想で行っています。鎌倉時代の彫像など、一木作りでなく、寄せ木作りがあります。あれと同じで、長く、しかもテーパー度が随所で異なるとき、それぞれの部分を別に作り、あとで合わせています。そのうち、ブログの記事で取り上げます・・。
woodwind 図書館長
2007/12/13 20:26
☆ロータリーバンドソーは鋼材を寸法に切り出す時に使います。これが手作業だとやってられません。縦に切るのではないです。それは失敗しています。
☆テナーオーボエの件おもしろそうですね。
オーボエ好き
2007/12/14 09:31
オーボエ好きさん、お早うございます。
●縦に切るのでないとのことで、半ば安心しました。押さえが難しいですよね。バンドソーの台には必要ならば材を安定させるスライドのようなものがあるのでしょうか?それとも、木材であれ、鋼棒であれいつも手持ちなのでしょうか。
●テナーのオーボエの寄木つくりですが、とくに面白いのはベルです。まともにつくったら、黄楊の寸法のとても大きなものが必要で、なかなか入手できません。ただ欧州黄楊でつくったら、やや重く、カエデあたりで作るのが寸法問題を含め実用的な気がしています。いすれの日にか記事にしますので請うご期待。
woodwind 図書館長
2007/12/15 10:14
☆ロータリーバンドソーには、パイプや丸棒等を挟むバイスが付いています。手持ちはとっても厳しいと思います。
☆ところが、バンドソーで縦に切っておられる方がいらっしゃいました。どう工夫されているかはしりませんが、これも可能なようです。
オーボエ好き
2007/12/15 21:23
オーボエ好きさん、こんにちは。
●バンドソーですが、確かにガイドがありますね。手持ちでなくバイスを用いて固定し、スライドさせるのですね。
●そうならば、固定機構さえ上手く作れば縦にも切れる。縦に切るための特殊なバイト冶具の構造は、割りたいリーマーの両側から支える、U字型を採り、途中までスライドさせて切り、あとは90度回して円柱部分を半分切ればいいのですね。
●それにしてもバンドソーで鋼を切るには、ものすごい騒音となるのでしょうね。安全メガネのほか、皮製の安全手袋の着用は当然ですよね。
●やはり、最初は骨が折れても手ノコで時間をかけて切るのが安全かもしれません。旋盤はじめ電動工具の使用は、機械(メカ)屋の兄が言うには、「鼻歌交じり」の作業で実現するようでないとダメ。10年前、最初わたしは、木工旋盤の穴あけ作業に、全体重を材にかけ、回転するドリル刃に向けて押していました。一歩間違うとドリル刃の餌食になるところ。安全確保は、第一の要素ですから。
woodwind 図書館長
2007/12/16 17:02
☆鋼材をリーマーの長さに切断するのに手ノコですると1日かかって肩が抜けるくらい筋肉痛になりますが、ロータリーバンドソーだと30分位で、後遺症はありません^^
☆リーマーを縦に削るのはディスクグラインダーが今のところもっとも楽です。リーマーを手ノコで縦に切るのは自分が機械かもしれないと思う程一定の作業を果てしなく続けなくてはいけません。
☆安全は第一ですね。今日は下穴開けをしましたが、ツイストドリルで拡張しようとしたところ、テールストックのストッパーをかけ忘れたのでどんどん食い込んでいってびっくりしました。
オーボエ好き
2007/12/16 22:26
オーボエ好きさん
●「自分が機械かもしれないと思う程」と言うのは、良く表現できていますね。わたしの軟鉄製リーマーですが、3mm厚の板を切ったり刃をつけるだけでもイヤになるほどです。それに黄楊など硬材を1mも切る場合は、本当に機械になってしまったような気になりますね。
●ディスクグラインダーでも、2つ割りに切るのでなくで、片面から順に半分まで削ってゆくと言う意味でしょうか。
●どんどん引っ張られた経験、あります!気分的に恐怖を感じます。お互いに気をつけましょう。
woodwind 図書館長
2007/12/19 21:39
☆ディスクグラインダーではおっしゃる通りです。片側からどんどん削っていきます。使うディスクは砥石ではないです。フィンがたくさん付いている物で荒削り用途のものをつかっています。砥石では切削抵抗が大き過ぎて危ないです。
オーボエ好き
2007/12/20 20:37
オーボエ好きさん、こんにちは。
●ディスクグラインダーですが、知識不足のためお付き合いください。フィンが付いているのは、ワイヤ・カップ・ブラシのことでしょうか。高負荷に耐えるクリーニング用で守るべき安全速度が大きさ65o〜100oに応じてあるとのこと。これで削れるのですか?
●一方、金属切削用ディスクがあり、極薄タイプとか、ダイアモンド切削もあるようですが、こちらでは鋼が切れないのでしょうか。
●いずれにせよ、相手が鋼となると、安全重視でゆかないといけませんね。
woodwind 図書館長
2007/12/23 12:34
説明不足かもしれません。こちらこそどうぞよろしくお願い致します。
☆ワイヤカップブラシではないです。ダイアモンド切削がそれです!!
☆研磨ディスク ジルコニア 粒度 40で検索すると出てきています。
☆切削時の音も大きいので、より注意が必要と思います。慣れてくるとつい焼け付くまで削ってしまうのでそれも気をつけなくては。
オーボエ好き
2007/12/23 19:34
オーボエ好きさん、お早うございます。
●検索ですぐ分かりました。ありがとうございます。フィンの意味も納得。
●基本は、グラインダーですから面を削るのであって鋼の棒を縦に割るように使うのではないですよね。この場合、例えば刃渡り5cmほどのリーマーを半分まで削るとき、所要時間はどれくらいでしょうか?
●騒音が大きいとすると屋外作業ですね。その場合、材を固定するバイトには何を使えば良いのやら・・。
woodwind 図書館長
2007/12/24 11:36
☆材の固定にはバイスを使っています。ボール盤のテーブルにのせるタイプの物でDIYショップで売っています。それを板材にボルドで締め付け、その板材を作業台にC型クランプで固定しています。バイスではもちろん材のシャンク部分を固定しています。
☆刃渡り5cmくらいなら15分位でいけるのではないかと思います。途中で冷やしてやらないと焼け付くのでバケツに水をはって濡れ雑巾を用意してやってます。
☆鉄鋼を縦に半分に割るのではありません。片側から削っていき面を出しています。
オーボエ好き
2007/12/24 21:39
オーボエ好きさん、こんばんは。
●良く分かりました。バイスを台座に固定するのですね。台座のしっかりしたものが、わたしも欲しくなりますね。
●5cmの刃渡りで15分程度なら、問題ないですね。手ノコだと大変ですね。でも、15分間、休み休みでないと、ディスク・グラインダーは結構重いのとコントロールが容易くないので大変そう。熱を冷ますためにも、しょっちゅう休み休みとなる作業ですね。
●一方、刃渡り5cmのテーパー付け作業では、金工旋盤でどれくらいの時間がかかるのでしょうか。なんせ相手が鋼で、バイトも鋼。重切削は大変そうで、旋盤もなるべく大きなものでないと作業できないだろうと思います。よろしければ、ご教授ください。
woodwind 図書館長
2007/12/25 21:58
☆構造材でも工具鋼でも心間距離350mm程度のmini latheでやってます。分割型リーマーにしてからその方が内径がきれいに削り上がることがわかりました。以前はもう少し長い物が欲しかったですが、今は350mmで満足です。
直径が36mm位になると少々大変ですが、それより小さい材ならスムーズに作業ができています。バイトは高速度鋼です。
グラインダーでの切削作業のおり、構造材の方が焼き付けが起こりにくいことに気づきました。
☆5cm位であれば慣れれば1-2時間というところでしょうか。シャンクも削り出すともう少しかかると思います。短い磨き棒ならチャックに加えさせただけでセンターがだいたいでますので、芯出しのためのケガキは省略しています。
☆手ノコはもうこりごりです。
オーボエ好き
2007/12/26 14:34
オーボエ好きさん、こんばんは。
●芯間350oはよさそうですね。距離が長く大きいのは、たいてい馬力もあるし、重量も大きながっしりした旋盤だと思います。250oぐらいはどうかと、旋盤メーカーに問い合わせると、やはり「鋼」を切削するのは、無理(条件が揃わない限り)の返事ばかり・・。
●36o径でもつくれるとはいいですね。わたしは、刃渡り50〜70o位にして、心棒を付け替えるタイプのリーマーを考えています。ただし付け替え式だと、手持ちしかダメかも。
●主軸台あるいは芯押し台にリーマーをセットして直接、旋盤上で作業することができればいいのですが、そのためにはシャンクの長いリーマーが必要で、それには350o(以上)の距離が必要な気がします。
●手ノコはこりごりとのこと。しからば、わたしも手ノコは一切考えない方が良さそうですね。
woodwind 図書館長
2007/12/28 23:39
☆シャンクを付け替え式とのこと。僕は直径8mm程度の工具鋼をシャンクにしています。付け替えるのは面倒なのでそれぞれのリーマー様に用意しています。
☆旋盤上で使用するのが精度がでて良い様に思います。僕は手作業は最後の仕上げだけです。
☆旋盤に余力がないと良い作業はできないようです。ぎりぎりの性能では寿命も短くなるかも。僕のフライス盤がそれです。今ではもっぱら指穴開け専用で鋼は削っていません。
オーボエ好き
2007/12/29 10:19
オーボエ好きさん、こんにちは。
●旋盤上では精度が確保できるとのこと。それなら、試してみたくなりました。8oの工具工をシャンクにするなら、作った刃部分と結合するのだと思いますが、接合部分での「すべり」なく、リーミングができていますか。
●すべりと言えば、芯押し台側のモース・テーパーだけでリーマーのチャック結わえが滑りませんか。リーマーが内径の摩擦で硬くなり、モース・テーパーで耐えきれないと滑りますよね。
●このあたりは、だましだましやるしかないと思っています。わたしもドリル作業で、ドリルチャックを手で押さえてやっています。あまり良い方法でなく、改善が必要な領域です:「鼻歌交じりでの作業」に持ってゆくためです。
woodwind 図書館長
2007/12/31 13:07
☆MT部分で滑った事があります。大抵テーパー部分が汚れていたり、差し込みが弱かったりするのが原因です。もし滑るなら刃長を短くして対応しようと思います。
☆8mmの工具鋼をシャンクにする場合、刃の方に横から穴をあけてM4タップでネジを切り、イモネジを締め込んでシャンクを止めています。これでも滑るときは、シャンクを差し込んだまま横から貫通穴を開けてネジ穴を切り、刃とシャンクを通るようにネジを締め込んでいます。
オーボエ好き
2008/01/01 11:34
オーボエ好きさん、ノウハウありがとうございます。
●ネジ方式がよさそうですね。シャンク部の8oの円柱を一部平らに削り、イモネジで留めるのはどうかと思いました。
●テーパー部の汚れはその通りだと思います。一方、鉄ですから表面への油引きも必要。このためスプレー式のオイリングを施しきれいにするのですが、この油がすべる原因にもなっています。
woodwind 図書館長
2008/01/01 12:27
☆woodwind様のネジ止めのアイデアを実施してみたところ、自分の方法よりも安定して良い結果が得られています。
オーボエ好き
2008/01/17 13:06
オーボエ好きさん、こんばんは。
●ネジ止めの平らな部分ですね。わたしの工具で、ガイド穴あけ用の貫通テーパーセンタ(芯押し台に取り付ける貫通のセンタで、シェルオーガーを受け入れるもの)の止め方式がこうなっています。貫通のため、センタのとんがり部分(ロケットの先端のようなイメージ)がネジ止めで、それを受ける部分が平ら。平ら部分でないところでは、やはり滑って上手くゆかないのです。
●ところで、鋼のリーマーですが、24oΦもあって刃渡り100〜200oなど、心間350oの卓上旋盤でできるでしょうか。ファゴット用です。旋盤のサイズも、ちょっと大きくなると重量も100kgを優に超えるし、それでないと鋼は削れないのかなあと思います。どの金工旋盤を選ぶべきかの判断材料がほしいのですが・・
woodwind 図書館長
2008/01/18 22:57
☆24mm程度でシャンクも考慮すると220mm位でしょうか?350mmでぎりぎりではないかと思います。最近作ったリーマーは最長で220mmです。チャックで掴む方法ではなく、チャックを外して固定センターを付けて両センターで削れば余裕がでると思います。
☆36mm程度までくるときついなぁと感じます。これはオーボエのベル用で刃長は20mmです。それより小さい径ではそう問題を感じません。
オーボエ好き
2008/01/24 14:22
オーボエ好きさん、こんばんは。寒いですね。
●最長220oとのこと。これだけあれば、あとはシャンクの太さの柄をつけて伸ばせばファゴット用に使えます。径ももう少し太いものがひつようですが、36oで長さが20oとすると、何本にも分けた多本数のリーマーとなりますね。
●いずれにしても、心間長350oは最低要りそうですね。参考になりました。
●この寒さでは、体もちぢこまり、やはり春にならないと木管つくりも乗ってきません。オーボエ好きさんのほうは、順調にせいさくされていますでしょうか?
woodwind 図書館長
2008/01/24 22:44
☆この頃の寒さで製作は止まっていますが、内径だけは作ってあるので自然に起きる縮みを待っている具合です。
☆刃長20mmくらいでないとスタックが多発してしまいます。
☆副鼻腔炎が今季も悩みの種です。毎日笛を吹く事もできないです。
☆ココボロのアレルギーの影響もあるかもしれません。そこで防塵マスクをダイオキシンやアスベストに対応出来るレベルのものに変更しました。
オーボエ好き
2008/01/25 11:49
オーボエ好きさん、やはり寒いと製作の度合いは低くなりますよね。
●防塵マスクですが、高位のレベルのものを使用することは良いことだと思います。ただ、わたしの経験では、マスクがいかに顔面にくっ付いているかの程度が問題で、息をしたときのマスク両側の縁が浮かび上がる度合いにより、どうしても木の粉を吸い込む危険性があります。
●最も顕著なのは、黒檀です。色が黒いために見えるだけなのですが、マスク表面に細かい粉が付着するばかりか、鼻から大変多く吸っています。鼻をかむと一目瞭然。アフリカンエボニーのため、人によっては影響する材です。
●マスク選びも、粉塵除去率よりも呼吸が上手く行えるタイプを選ぶことが重要と思っています。十分にご注意くださいますよう。
woodwind 図書館長
2008/01/26 12:49

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