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zoom RSS バロック・オーボエ:それぞれの寄木パーツの内径を仕上げます

<<   作成日時 : 2015/09/05 23:55   >>

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画像楽器のつくり方 (170) 2015/9/5

寄木造り方式のバロック・オーボエつくり(→こちら)の続きです。

木管の音つくりの命は内径にあります。

内径が音色や吹奏感を決めます。 これに対して、外径は、それほど音に影響しません。 (→こちら

●外径に施す装飾

バロック時代では装飾を施すことが多くありましたが、オーボエなどの木管に対しても装飾が施されました。 (→こちら

これらの装飾のためのベッディング(丸い膨らみ)があろうとなかろうと、外径に関するものですから、音には影響しません。

●内径つくりのためのリーミング

リーマを用いて内径を削ります。 バロック時代では、スプーン状の複数のリーマが用いられたようです。

現代では、1本のリーマでリーミングを行うことが行われます。

リーマつくりは各種あるようですが、比較的簡単につくれるものとして木製リーマがあります。 オーボエでも、上管、下管、そしてベル用が必要。 (その例は、→こちら、や、→こちら

●寄木造りによる上管と下管

フォトは、上管(手前)と下管(奥側)を寄木造りとすべく、それぞれ2分割したパーツおよび内径つくりに欠かせないリーマをそれぞれ並べています。

上管、下管とも各パーツに対して、ドリルと市販工業用リーマーを用い内径の穴掘り加工を施し、木製リーマーで仕上げます。

そして、仕上がったパーツを結合した状態で、通しで、木製リーマーによる最終リーミングを施して完成。

このように寄木造りによる工程とすることで、穴掘りやリーミングの各工程が楽になるばかりか、加工精度も上がります。


上管、下管とも各パーツを接合して装飾性のある外径削りへと進めてまいります・・・・



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