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zoom RSS クラリネット:5鍵のすべてのキー取り付けを終えました

<<   作成日時 : 2015/10/12 22:08   >>

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画像楽器のつくり方 (175) 2015/10/12

寄木方式にてつくるクラリネットの連載も完成に近づきました。

キー台に溝を掘るのも、正確に行えるようフライス盤を用いました(→こちら)。

この溝の幅に合うように、真鍮製のキー(→こちらも参照)の幅を調整しながら追い込みました。

●5鍵のクラリネット

ロンドンのジョージ・ミラー George Miller のクラリネット(→こちら)ですが、初期クラシカルの形態で、キーの数は5つ。

英国オックスフォード大学音楽学部のベート・コレクション楽器博物館(→こちら)に収蔵されているものを手に取り研究することができました。 そのとき入手した図面により復元しました。

双子の楽器として2台所蔵されていますが、2台とも6鍵の楽器です。 基本の5鍵のほかにトリルキーが付いており、後からくわえられたものとみられています。

この第6番目のキーは、ジョージ・ミラーの作でなくフェークでしょうか。

モーツワルト、ハイドン、ベートーベンあたりまで、基本の5鍵クラリネットで演奏されていたことから、今回の復元では、5鍵としてみました。

●キーの操作性

キー台の溝掘りのほかかキー台への軸穴、さらにキーへの軸穴あけもフライス盤で行うことにより、キー周辺の加工精度が上がりました。

この結果、キー操作はよりスムーズに行えます。

とくにオクターブをためのスピーカー(Sp)キーもやわらかく、右手親指で第0穴とともに塞ぐ操作も楽になりました。

●寄木による分割方式

分割することにより、製作がかなりしやすくなりました(→こちら)。 とくにベルと足管の分離においては、大きな材の入手が困難の欧州黄楊のうち短い材を用いて十分製作できます。

上管においても、2分割したため加工が楽にもなりました。

●展示会への出品

ピッチの調整を終えて、来る10月23−25日に開催予定の、新・福岡古楽音楽祭の楽器展示コーナーにて出品することを考えています。

どなたでも、ご興味ある方に見て・さわっていただきたいと願います。 今からたいへん楽しみです・・・・


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