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zoom RSS バロック・オーボエ:多くの本数を収容できるリードケース(その2)

<<   作成日時 : 2015/10/13 00:09   >>

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画像楽器のつくり方 (176) 2015/10/13

P.Paulhahnのバロック・オーボエつくりの連載、さらに進めます。

このモデルですが、オリジナル通りの寸法を基に復元してみるとよく鳴ってくれます。

気をよくして、今回の連載で2本目を寄木づくり方法でつくりました。

このモデルに合うリードを探すため、幾種類かのチューブとケーンとを入手し、組み合わせて試していますが、そのためには、何本も収容できるリードケースが必要となります。

●楽器展示会用のリード・ケース

以前に、多数の本数を収容できるバロック・オーボエのリードケースをつくりました(→こちら)。

このリード・ケースですが、先の甲府での古楽フェスティバル<山梨>での展示会にて、オーボエ類を出品した際に用いました。 (2015年5月3日の展示会の様子は、→こちら

この展示会では、出品したクラシカル・オーボエ、バロック・オーボエ、ローピッチ・バロック・オーボエ、オーボエ・ダモーレ、テナー・オーボエの合計5種のオーボエに対し、それぞれのリードが必要。

そのため、それらを収容できるリードケースを設計しました。

●バロック・オーボエ用リード・ケース

今回は、連載のP.Paulhahnのバロック・オーボエのリード収容を目的としています。

前回のケースから少しつくり方を変えてみました。 リード支えの凹部の連続部を、6mm□のヒノキ材を6mmの隙間をあけて並べています。

最大で、10本まで収容でき、バロックオーボエ1種類だけですから、これで十分でしょう。

●リード・ケースの作り方

(1)上蓋と下蓋
 ・120mm x 150mm x 3mm アガチス板 2枚
 ・6mm x 8mm ヒノキ角材 長さ150mm 4本、 長さ112mm 4本
 それぞれサンディングを施し、ボンドで接着して完成。

(2)リード・サポート
 ・15mm x 5mm x 138mm ヒノキ板材 1枚
 ・6mm x 6mm x 15mm ヒノキ板材 11個
 ・厚さ1mmほどのフェルト 幅15mm 適量

 138mm板に端から3mmのところから始め、6mm幅のカット材をボンドで接着し、6mm幅材を当てて隙間をつくり12mmピッチで11回繰り返し、出来上がった10個の溝にフェルトを張り、両面接着テープで下蓋に接着。

(3)リード浮かし
 リードが浮いて、先端が上蓋に当たらないようにチューブ糸巻き部を浮かす材をしきました。 幅15mm x 厚さ 4mm。 両面接着テープで固定。

(4)リード押さえ
 ケースとして蓋を閉じたとき、リードが落下しないように、下蓋のリード・サポートに対応する位置とリードチューブの位置に対応して上蓋にスポンジ帯を両面接着テープで固定。

(5)ケース仕上げ
 各部をレモングラスオイルでオイル仕上げてから、接着取り付けています。 最後に、裏面に金色の蝶番2つ、前面に金色のパッチンを取り付けて完成。

●展示会にて出品を予定

来る2015年10月23−25日に、博多で開催される新・福岡古楽音楽祭の展示コーナーにて楽器の展示を予定しています。

今回の、リード・ケースですが、P.Paulhahnのバロック・オーボエを、お譲り可能な楽器へ仕上げることが間に合えば、フォトに示す以下の構成で添付品とし、本体ととともにお譲り品とする予定です。

- 完成リード
- 半完成リード
- チューブ

展示コーナーにお越しいただき、見て・さわって・吹いていただきたく。

みなさまにお目にかかれますよう期待しています・・・



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楽器展示の楽しみ:古楽フェスティバル<山梨>


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