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zoom RSS モダン・フルートの頭部管:多目的の化粧箱をつくってみました

<<   作成日時 : 2016/09/17 00:54   >>

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画像楽器のつくり方 (220) 2016/9/17

トラベルソ(トラヴェルソ)などバロック木管を博物館等に現存するオリジナル楽器をもとに復元しています。

また、フォトに示すようなバロック味付けのモダン・フルート用の頭部管も創作してみました(→こちら)。

●専用の化粧箱

これらつくった木管楽器を安全に保管する化粧箱があると便利。 復元モデルは、それぞれ異なる寸法を持つことから、それぞれ専用の化粧箱をつくります。

化粧箱は、キャリー用ではなく保管用で、持ち歩く場合には化粧箱自体を包むなどして不用意に蓋があくのを防ぎます。

●トラベルソ用の化粧箱

トラベルソは、3分割や4分割で、キーの数も1つか2つ足管にあるだけですから、全体的には円筒。 そこで分割した各部を仕切って収容できるスロットを設ける単純構造でできてしまいます。

これまで製作した本紫檀製のT.Lot トラベルソ化粧箱の例は、→こちら

●多目的の化粧箱

専用化粧箱のほか、T.LotのA=392替え管を1本だけ単独収容するものもつくりました(→こちら)。 A=415のT.LotトラベルソとA=392替え管とを同時に貸し出す場合に便利です。

オトテール型トラベルソの場合、異なる3種の材の本体を、共通象牙マウントに装着して着せ替えられるものをつくりましたが、そのための化粧箱をつくりました。(→こちら) こうすることで、曲やその日に気分に合わせて、3種の本体管を選んで楽しむことができます。

これら各種の化粧箱は、それぞれの目的に適するように設計していますが、今回、多目的の化粧箱をつくってみました。

フォトは異なる3種の材のモダン・フルート用頭部管。 この3本を単独でなく、3本同時に収容できるようにしました。

その目的は、

(1)つくった3本を一緒に保管できる
(2)異なる3本を並べて展示できる
(3)3種あると比較してみたくなるのが自然で3本同時に貸し出すとき便利
(4)同一材でも異なる歌口のものを3本まで収容できる

●他目的化粧箱(保管箱)のつくり方

・天板と底板  250 x 120 x 3mm アガチス x 2
・上枠板    250 x  15 x 5mm ヒノキ   x 2
・上側板    110 x  15 x 5mm ヒノキ   x 2
・下枠板    250 x  20 x 5mm ヒノキ   x 2
・下側板    110 x  20 x 5mm ヒノキ   x 2
・固定板    110 x  15 x 4mm ヒノキ   x 1
・固定板    110 x   6 x 6mm ヒノキ   x 1

全体をよくサンディングして、それぞれボンドで接着して、箱をつくります。 固定板に3カ所円弧の窪みを付け、底板にボンドで接着。

全体にレモンオイルを塗布し、天板の内側両サイドに抑え用スポンジを貼り、裏面に2個所蝶番を、また前面に2個所パッチンをつけて完成。

この構造では、3本を仕切るスロット板を何ら持たずに3本まで安定して収容できます。 とてもシンプル。



※ この3本セットのモダン・フルート用頭部管を、来る2016年10月8日〜10日に博多で開催される新福岡・古楽音楽祭の展示会にて展示する予定です。興味ある方は、ご自由に試奏ください。


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