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zoom RSS 絵心と言えるでしょうか:木管楽器の計測も楽しいものです (その2)

<<   作成日時 : 2016/12/17 22:27   >>

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画像バロックやクラシカルの木管楽器の復元製作をしています。

復元製作には、復元すべきオリジナル楽器があるわけですが、これらオリジナル楽器は、世界の楽器博物館や個人収集家等が所有しています。

さらにそれらオリジナル楽器の一部は、楽器商やオークションを通じ流通されることがあります。

フォトは、幸運にも読者の方からお借りすることができた大切なオリジナル楽器で、ロンドンにあった工房でつくられた6鍵のクラシカルのCクラリネット。

きわめて近いオリジナル楽器が、ベート・コレクション Bate Collection 楽器博物館にあり(#412)、それを参考にすると、1850年ごろのものと分かります。

【オリジナル】

 WOLF & FIGG
 20 ST MARTINS-LE-GRAND
 LONDON
 c.1850
 欧州黄楊製 マウスピース:エボニー製 6キー:真鍮
 全長 580mm

フォトをクリックし、現れる画面を次々とクリックし拡大してご覧ください。 オリジナル楽器を計測して図面に起こしたもの。

計測図面として、スケッチと各部のデータを記入するものもあり、以前に行ったスケッチによるクラシカル・オーボエの計測図面は、→こちら

図面に基づいて楽器を復元する際に、実寸大に図面があれば便利です(→こちら)。

そのため、スケッチによる図面から、原寸大の図面を起こしますが、それなら最初から原寸大の図面を書きながら計測することも考えられます。

今回は、図面を書きながら計測を進めました。

Cクラリネットは、マウスピース、バレル、上管、中管、下管、ベルからなり、それらを図面に適切に配置します。

ところが、クラシカルの楽器は多数のキーが付き、それらの配置がかなり複雑のため、通常の正面図や側面図といったものではなく、製作するときに参照しやすい角度からの図面があると便利。

そこで、各部の種々の角度から見た図面とし、それらをB4方眼紙2枚にピッタリと収めました。

収めるには、やはり絵心が必要みたい。

これまでクラリネット類の復元製作をいくつか行ってきました。 たとえば、ジョージ・ミラー G. Miller の初期クラシカル・クラリネット(→こちら)や、グレンザー J. H. Grenser のバセット・ホルン(→こちら)。

これらのクラリネット類として、オリジナルのクラリネットの計測データがまた1つ増えました。

Cクラリネットの計測図面については、すでに入手していますから、今回のものと見比べることができ、各部の研究を進めることができます。

それらを通し、クラリネットのさらなる復元により、バリエーションを増やしてまいります・・


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