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zoom RSS バロック・オーボエ:本紫檀の木取り・木組みから始めます

<<   作成日時 : 2017/02/23 00:11   >>

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画像楽器のつくり方 (228) 2017/2/23

40年乾燥させた本紫檀を用いてバロック・オーボエをつくります(→こちら)。

バロック木管楽器の復元つくりのため、適する材を購入(→こちらも参照)し、自然乾燥を続けてきています。

木管楽器に適するようにするため、10年にわたり自然乾燥させることが理想。 ここで、10年も先につくるために準備する期間が、とても長いように思われます。

ところが月日が経つのは早い。

あっという間に購入から18年間経ったものも多く、比較的最近に購入したかなと思うものでも、10年近くたっていることもあります。

●木組みと木取り

長い材が採れない欧州黄楊(European boxwood ボックス)の場合では、入手材は比較的短い。 そこで、バロック・木管楽器の復元のためには、短い材を組み合わることになります。

それら短い材ですが、もとの1本の木から採ったわけではありません。 別の木から採ったため、材の色合い、明るさ、木目、杢の入り具合により表情もバラバラ。 そこで、1本の木管に用いる材を統一すべく、似たものを集めて木組みを行います。(→こちら

これに対し、比較的長い材が採れる場合では、木管1本の各部を、連続するように木取りを行うことで、木目の流れが合うばかりか、全体の雰囲気や表情が合います。

 - ブビンガ材を用いて、バロック・オーボエ用に木取った例は、→こちら。
 - マダカスカル・ローズウッドを用いて、トラベルソ用に木取った例は、→こちら
 - 黄楊(カステロ・ボックスか)を用いて、バセット・ホルン用に木取った例は、→こちら

●本紫檀の木取り

入手した本紫檀は、板材およびベル材とも、長さが800〜900mm近く。 41mm厚の板材から木管楽器用に角材にしたものを4本入手。 一方、ベル材は、厚さ80mmものを入手。

上管や下管を分割してつくる寄木方式を採用すると、各部の長さがを短くできま、木取りの際に端材となってしまう無駄をなくせそう。 実際、ベルの端材から、径が細い上管下部を取ることができました。

このようにして、バロック・オーボエの各部材に関し、5本分を確保しました。 フォトは、1本分の木取りと木組みを行ったもの。 左から順に:

 - 上管の上部
 - 上管の下部
 - 下管の上部
 - 下管の下部
 - ベル

上管の上部とベル材が、他の部材と異なりますから、木目の流れが合うところを探します。 前面とするか裏面とするか。 また、天(上側)とするか地(下側)とするか。 種々組み合わせてみると良さそうな組み合わせが見つかりました。


この組み合わせの材は、各種モデルのバロック・オーボエが復元できそう。 これから、いろいろなモデルをつくってみることにします・・・


【関連記事】  青字クリックで記事へジャンプします。

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