バロック木管図書館 woodwind

アクセスカウンタ

zoom RSS バロック・オーボエ:2種の材を用いて並行してつくります

<<   作成日時 : 2017/03/19 10:13   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像楽器のつくり方 (231) 2017/3/19

きわめて安定で良く鳴るバロック・オーボエとして、ポールハン P.Paulhahnがあります。

故ユルク・シェフトラインが使用していた楽器のようです。 演奏家が、名器を手にすると楽器に心が移ってしまうようで、これはシェフトラインだけではないでしょう。

これまで、最初に復元した1号機(→こちら)の特性がすばらしかったこともあり、2号機を完成させました。

2号機では、オリジナルにより忠実に復元し、1号機と同様、よく鳴る楽器に仕上がりました(→こちら)。

これら完成した楽器は、展示の機会(→こちら、や→こちら)を通して紹介してきました。

また、他のモデルとも比較することで、それぞれのモデルには固有の特質があり(→こちら)、その要因は、木管楽器の命である内径(ボア)にあります。

各種の博物館に所蔵されるオリジナル楽器ですが、状態の良いものは音出しが可能で、その音色や吹奏感に関しデータが添えられることも多くあります。

ところが、同じモデル(当時の楽器製作家)であっても、現存するオリジナル楽器には差があります。 理由は様々ですが、後の時代において手が加えられ、オリジナル状態が維持されないこともありそう。

その点で、ポールハン Paulhahn のように、実演奏に使用可能なことは価値があると思います。

今回、新たに2本のポールハンを、異なる材を用いて復元してみようと思います。

フォト左は、1級品の欧州黄楊材で18年乾燥させたもの(→こちらも参照)。 

一方 フォト右は、木目が魅力的で、きわめて貴重な40年乾燥させた本紫檀(ラオス産のローズウッド)の材(→こちら)。


これらを同時進行で復元し、どのような音色や吹奏感の差が得られるのか試してまいります・・・


【関連記事】  青字クリックで記事へジャンプします。

バロック・オーボエ:キーを取り付け音程を調整します
バロック・オーボエ:きわめて安定したP.Paulhahnモデルの調律
新・福岡古楽音楽祭2016の展示会に出展しました
博多での古楽器展示会も楽しいものです
バロック・オーボエ:3本の名器のピッチを比較しましょう
バロック・オーボエ:18年乾燥のボックスウッド(欧州黄楊)材の木組み
本紫檀でつくるバロック・オーボエの木取り




テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
バロック・オーボエ:2種の材を用いて並行してつくります バロック木管図書館 woodwind/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる