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zoom RSS P. Paulhahn バロック・オーボエ:優雅で内から透ける紫檀の輝き

<<   作成日時 : 2017/05/12 19:20   >>

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画像楽器の書棚(40) 2017/5/12

本紫檀でつくるバロック・オーボエ(→こちら)の完成を見ました。

モデルは、故ユルク・シェフトライン Jurg Schaeftlein が使用していたポールハン P. Paulhahn で、ニコラウス・アルノンクール Nikolaus Harnoncourt のコレクションとなっているようです。

このモデルは、安定した静特性を示し(→こちら)、それだけではなく、吹奏感においても安定感があります。

オリジナルの材は、欧州黄楊製だと思われますが、わたしは、こだわりがあって、本紫檀を用い、かつ(人工)象牙マウントによる装飾を施してみました。(人工象牙については、→こちら

そのこだわりですが、英国滞在時に、つくってみたいと思うオーボエを見つけたのです。

購読していたマガジンに、"Double Reed" (ダブルリード)があり、英国ダブルリード協会 British Double Reed Society がニュースとして発行しています。

その 第41巻 No.41 1997年冬号 pp.11〜12の記事 (タイトル"High Baroque")のフォトの中に魅力的なオーボエを見つけたのです。

記事は、英国で賞賛されるバロック・オーボエ奏者アンソニー・ロビンソン氏 Anthony Robson を紹介するもので、氏の右手には、魅力的なバロック・オーボエが携さえられていました。

カラーでなく、モノクローム印刷にもかかわらず、オーボエ素材がローズウッドに見えます。 また、銀製キーの仕上がりも繊細で、さらに、上管、下管、およびベルに象牙マウントが施され、とても優美。

その姿がわたしを捉え、いつかこのようなオーボエをつくりたいと思ってきました。

フォトに示すように、同じように象牙装飾を施した本紫檀(ローズウッド)を用いてつくってみると、優雅な姿で、本紫檀特有の木目がまるで木の内側から透けて見えるようです。(→こちらも参照)

本紫檀は、磨けば磨くほど美しくなります。 高額の家具や仏壇の材として用いられ、見る人の眼を捉えてしまいます。

その音色ですが、欧州黄楊製と同じように美しく聴こえます。

この優美なオーボエを見ると、さらにつくってみたい気がしてきます・・


【コピー】

材質: 本紫檀 rosewood (Dalbergia cochinchinensis) オイル仕上げ
     洋白銀製の3キー No.1749 A=415Hz
     重量 283g

【オリジナル】

 所有: ニコラウス・アーノンクール・コレクション
  製作: ポールハン P.Paulhahn 1730 頃
 楽器: オーボエ 黄楊 boxwood 真鍮製の3キー
      A=415Hz あたり



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