佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018魔弾の射手に登場しました

画像オペラの舞台に初登場したのは、わたしではなくフォトの木管。

わたしが復元したジョージ・ミラー George Miller クラシカル(古典)クラリネット(→こちら)。

場所は、西宮市にある兵庫県立芸術文化センター。 同センター芸術監督の佐渡裕プロデュース14作目となる ドイツ・ロマン派ウェーバー作、「魔弾の射手 Der Freischutz」。

ときは2018年7月20日(金)~29日(日)。 計8回も上演され、連日盛況だったようす。

●住み慣れた文教都市西宮

大学を卒業し就職のため首都圏に移り住むまで過ごした街、西宮市。 阪急(阪急電鉄)北口駅からすぐのところにわたしや妻の実家がありました。

阪神間の住宅街で、数分おきに電車が走り、急行または特急に乗れば、10~15分で東に大阪(梅田)、西に神戸(三宮)。 さらに北に進めば宝塚、南に進めば甲子園方面。 そういえば甲子園球場のそばにも住んでいたなあ。

実家から300mほど南、線路反対側に芸術文化センター(芸文)があります。

阪神淡路大震災。 親類が多く住む神戸、明石、淡路島を中心に被災。 影響は西宮北口、両実家にも。 昔の友人宅など、古い瓦屋根の多くは崩壊。

北口周辺は、新しい都市計画のもと復興されました。 すっかり変わっています。 芸文もそのひとつでしょうか。

●楽器貸出し

バロック/クラシカル木管楽器を多くの人に知ってもらうことを願い、復元した楽器の(無償)貸出しをしています。(→こちら

貸出しの目的如何にかかわらず(→こちらも参照)多くの方がご利用されるなか、今回は、佐渡裕監督指揮によるオペラと伺いました。

「あれ?佐渡裕の楽団は、モダンピッチA=442。 バロックピッチで演奏するのかしらん?」と不思議に思いながら、YouTubeで、魔弾の射手を見ると、クラリネットやホルンを手にした楽団(バンダー)が登場する場面あり。

「わかった、舞台の上で使用する小道具としてか・・。」 もちろん快く応じ、今回使っていただくこととなったわけ。

●オペラ:総合芸術

演奏会と異なり、オペラは音楽家、演出家、装置、衣装、照明・映像・音響などを含む総合芸術。

ピットでは指揮者とオケラ。 舞台では歌手や役者。 観客は、音楽を聴きながら目で見て楽しみます。

そして演出。 どのように語り伝えるか、今回時代考証により、できるかぎり舞台で見せるものは、当時に合わせたもの。 衣装、靴をはじめ、今回のようにバンダーが手にする楽器類も古楽器を集めました。 そのため、わたしのクラリネットを使用することに。

●関係者専用のTシャツ

裏方では、幕を上げ、舞台装置や照明・映像・音響を制御し、見えない部分で多くの人が動きます。 また舞台装置を製作し、パーツに分け運び込み、組立てたり、さまざまな準備も必要。 結果として、関係者は200数十名にも及ぶと思われます。

フォトは、それら関係者だけが着るTシャツ。 第2幕。 悪魔の棲む狼谷での雰囲気を十分に伝える、黒地に骸骨の不気味さをあしあう、Der Freischutz (魔弾の射手)の文字入り。

わたしも関係者の1人として認めていただき、専用Tシャツをいただきました。 さらに、手前のプログラムには、「古楽器協力」者として氏名も印刷されました。

わたしの復元楽器、素晴らしい企画の中で使用していただき、少しですがお役に立てたよう。

わたしにとっては、とても大きな喜びです。



【関連記事】  青字クリックで記事へジャンプします。

クラシカル移行の主張を見せるクラリネット
バロック木管楽器のお貸し出しをしています
復元オーボエのお貸出しと試奏について


この記事へのコメント