J. H. Eichentopf オーボエ・ダモーレ:仲良く並んだ2種材から生み出される音色はいかに

楽器のつくり方 (288) 2020/1/14 欧州黄楊材を用い象牙マウントを施しておしゃれな雰囲気に作り上げたダモーレ(→こちらを参照)が完成しました。フォト左手がそれ。 その右に、先に作った紫檀材に象牙マウントを施したダモーレ(→こちら)を並べてみました。 これらは、ともに J.H.Eichentopf モデル。 …
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バセット・クラリネット:複雑なキー・メカニズムを安全に保管します(その2)

楽器のつくり方 (287) 2020/1/10 バセット・クラリネットを安全に保管する化粧箱が完成しました。 ●立体的な3点支持収容 ポイントは、多数の長いキーに無理な力が加わらずに楽器を支え、宙に浮かして収容すること。 そのために3点支持による適切個所を探りました。 支持箇所が決まると、支持するためのパーツ…
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バロック木管の木材は、どこで入手できますか(その2)

楽器のつくり方 (286) 2020/1/4 フォトは、バロック木管つくりに欠かせない貴重な材です。 手前の2本の黄色の丸材は、欧州黄楊(洋黄楊)。 長さ12インチ=約300mm。 この長さの材は、入手がかなり困難になってきたでしょうか。(黄楊材については、→こちら) 後ろの黒色材は、すべてエボニー(黒檀)の1級品…
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謹賀新年:本年もどうぞよろしくお願いいたします

令和に元号が変わって初めてのお正月。 心あらたに迎えることができました。 主に本ブログを通し、多くの方とバロック木管の楽しさを分かちあえて15年。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。  ●2019年の活動の成果 (1)オーボエ・ダモーレの適合リードの模索   ・J.Eichentopfモデル(→こちらと→こち…
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バセット・クラリネット:支点部品をつくり立体的に収容します(その2)

楽器のつくり方 (285) 2019/12/25 楽器を安全に保管するには、保管箱に収容することが望ましい。 わたしは復元した楽器を収容するためこれまで各種の保管用化粧箱をつくってきました。その例は:  ・トラベルソ     →こちら  ・オーボエ      →こちら  ・オーボエ・ダモーレ →こちら  ・ク…
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バセット・クラリネット:不思議にも直立します(その2)

楽器のつくり方 (284) 2019/12/4 フォトは、バセットクラリネットという珍しい木管楽器。 モーツァルトのクラリネット協奏曲の演奏には欠かせません。 その容姿、クラリネットのようであるものの、ベルの形状が全く異なり垂直ではなく水平方向に曲がったあとさらに出口が上を向きます。 このバセット・クラリネット、一…
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大倉山記念館:復元楽器の調整・調律にも最適な響きです

楽器の調整・調律には音出しができる空間が必要です。 フォトは、横浜市港北区にある横浜市大倉山記念館の会議室のひとつ。 自宅から電動アシスト自転車で6~7分。 小高い丘の上にあり急な上り坂。 電動アシストの威力が発揮されます。 ●調整中の復元楽器 この日は、わたしが復元したバロック・オーボエ類5本の楽器の調整・調律風…
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オーボエ・ダモーレ:適合リードを見つけた J.Eichentopf モデル(その3)

楽器のつくり方 (283)2019/10/29 アイヒィェントップ J.Eichentopf のオーボエ・ダモーレの復元つくりですが、形が出来上がりました。 手指の短い方にも楽に届く工夫をしています(→こちら)。 使用した材は、欧州黄楊の1級品。 英国滞在時に購入し持ち帰ったもので、自然乾燥は21年になります。 (材の購…
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新・福岡古楽音楽祭2019での展示参加を見送ることにしました

2019/10/11 バロック木管図書館 woodwind 明日2019年10月12日から14日まで開催される、新・福岡古楽音楽祭2019の楽器展示部への参加を見送ることしました。 史上最大と言われる超大型台風19号の影響により予定便の欠航が決まり、また12日にはJR/私鉄の計画運休が見込まれます。 まことに残念…
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新・福岡古楽音楽祭2019で展示します

趣味でバロック木管楽器の復元つくりをしています。 本ブログでは、復元した楽器のつくり方をはじめ、バロック木管に関する原理や歴史ほか関連情報を発信しています。 図書館の働きは、情報を収集し蓄積しそれら情報の閲覧サービスを提供すること。 同様に、本ブログでは、バロック木管に関する情報蓄積・閲覧を電子的に可能とする一冊の「電子…
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優雅さを競う Denner と Paulhahn の紫檀製バロック・オーボエ(その2)

楽器のつくり方 (282) 2019/10/4 2種のモデルのバロック・オーボエを段取りの共通化により、作業性を高めることをねらった連載(→こちら)も終了です。 フォトは、その2種モデルで、いずれも名器です:  手前:  ポールハン P. Paulhaln モデル(8号機) ニコラウス・アルノンクール・コレクション…
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オーボエ・ダモーレ:手指の小さな方に届くキーにしてみました

楽器のつくり方 (281) 2019/9/27 フォトは、アイヒェントップ Eichentopf のオーボエ・ダモーレ。 このモデル、先に紫檀でつくりました(→こちらや、→こちら)。 さらにつくりたくなり、こんどは欧州黄楊材に象牙マウントを施し、おしゃれな雰囲気にしてみました(おしゃれな雰囲気については、→こちらも参照)。 …
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バス・シャリュモー:クラシカルにない華やかな装飾の魅力(その3)

楽器のつくり方 (280) 2019/9/14 バス・シャリュモーの復元の連載を続けましょう。 フォトは、外径削りを終え、サンディングのあとオイリングを施したもの。 先に復元していたバロック・クラリネット(→こちら)や、テナー・シャリュモー(→こちら)と同様に、バロック特有の装飾性がひときわ際立ちます。 復元しているのは…
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バロック・オーボエ:段取りの共通化により作業性が高まります

楽器のつくり方 (279) 2019/8/14 紫檀によるバロック・オーボエはとても魅力的。 装飾豊かなバロック時代の楽器、その造形や機能美と相まって材の持つ優雅さがあります。 先に、ポールハン P. Paulhahn モデルとデンナー J. Denner モデル(→こちら)のオーボエを復元していました。(→こちら) …
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オリジナル通り欧州黄楊のトマ・ロットのトラベルソの響き

楽器の書棚 (52) 2019/7/31 英国オックスフォードは大学の街。 街全体が大学。 ロンドンから車を飛ばし、街の手前の駐車場で車を捨てて公共乗り物で。 すべての建物が大学のカレッジとかで構成され全体でユニバーシティ。 街角の風景は、こんな感じ(→こちら)。 街の北あたりに音楽学部のベート・コレクション(楽器博物館…
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オリジナル多鍵フルート:訴えてくる何かがあります

オリジナル楽器には不思議な魅力があります。 約200年前に作られたフルートを並べてみました。 いずれもロンドン在住時にフルートショップをしばしば訪れるうち、何か訴えてくるものを感じ購入したもの。 それらは、すべてジャンク品とで言えるような汚れにまみれたボロボロ楽器。 ところが持ち帰ってレストアを施すとどうでしょう。 輝き…
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J. Denner バロック・オーボエ:装飾性を高めたベルのふくらみ

楽器の書棚 (51) 2019/7/7 デンナー Jacob Denner のバロック・オーボエが完成しました。 バロック・オーボエが欲しいと思い入手したのは30年前。 メック社のデンナー・モデルB17(→こちら)。 このモデルの内径を測定して復元しようと思いました。 記憶が正しければ、メック社では、あるバロック・オー…
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バス・シャリュモー:アルトの倍の長さが低い音を生み出します

楽器のつくり方 (278) 2019/6/25 バス・シャリュモーをご存知でしょうか? フォト手前は、アルト・シャリュモー(→こちら)。 全指を閉じて出る最低音がC音ですからC管。 バス・シャリュモーも、全指閉じでC音のC管ですが、丁度、1オクターブ低い。 ●クラリネットのシャリュモー音域 リコーダーのよう…
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絵心と言えるでしょうか:木管楽器の計測も楽しいものです(その5)

クラシカル・オーボエをご存知でしょうか。 フォトのオーボエは、名器と言えるドレスデンの製作家グレンザー Heinrich Grenser による7鍵のオリジナル楽器。 製作年は1810年ころでしょうか。 ●現存するバロックとクラシカル木管 バロック・オーボエ(1640-1760年)のオリジナル楽器の現存数は、ヘインズ著…
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バロック・オーボエ:楽器に合わせて化粧箱をつくります

楽器のつくり方 (277) 2019/5/17 バロック木管楽器の復元を終えるとこんどはそれを化粧箱に入れたくなります。 わたしがつくる化粧箱は、いわゆるキャリングケースではなく保管箱です。 バロック木管の愛好家/演奏家は、1本の木管を入手したあとには、2本目、3本目がほしくなるみたい。 気が付いたら5本とか10本にも…
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古楽フェスティバル<山梨>2019:復元楽器を展示する狙い

古楽フェスティバル<山梨>の楽器展示会へ出展参加し、大いに楽しむことができました。 第32回国際古楽コンクール<山梨>は、2019年4月26日~28日甲府で開催され、国内外からのエントリーのもと予選と本選がありました。 コンクールには、2年ごとに「声楽/旋律楽器部門」が開催され、合わせて旋律楽器の展示…
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リードとマウスピースはクラリネットの命と言えるでしょうか

バロック木管の復元つくりは楽しい。 探究心を持ち続けることができる何かがあります。 その対象としてリード楽器があり、ダブル・リードのオーボエやシングル・リードのクラリネットを復元するときには、やや根気も必要。 ●リードが先か本体が先か 世界の楽器博物館などに所蔵されるオリジナル楽器ですが、完璧な姿で現存していても、リー…
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バロックとクラシカルのオーボエ様式を比較してみましょう

オーボエも時代とともに変遷がありました。 18世紀のバロックから19世紀のクラシカルへの移行期には、音楽様式の変遷を支えるべく楽器も変わっったことでしょう。 フォトは、わたしが復元したバロックとクラシカルのオーボエ。 様式比較のために並べてみました。  左: ポールハン P. Paulhahn モデル c.1730 (…
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テナー・シャリュモー:クラシカルにはない華やかな装飾の魅力(その2)

楽器のつくり方 (276) 2019/3/23 テナー・シャルモーの復元の連載を進めましょう。 モデルは、ミュンヘン博物館の管理番号No.136。 細長い外観を持ちます(→こちらを参照)。 製作者は、デンナー J.C.Denner(あるはJ.D.Denner)とされています。 このモデルのサイズが異なるアルト・シャリュ…
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テナー・シャリュモー:J.C.Dennerの画像から寸法データを得ます

楽器のつくり方 (275) 2019/3/9 先にアルト・シャリュモーを復元していました(→こちら)。 こんどは、テナー・シャリュモーを復元してみましょう。 デンナー Jhohann Christoph Dennerが、シャリュモーを改良してクラリネットをつくったと言われています。 フォトは、テナー・シャリュモーで、J.C.…
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オーボエ・ダモーレ:適合リードを見つけたEichentopfモデル(その2)

楽器のつくり方 (274) 2019/3/1 リードは、オーボエの命と言えるでしょうか。 適切なリードを得たい。 ケーン、チューブ、ボーカルを組み合わせ適切なリードを探します。 ●オーボエ・ダモーレのリード フォトは、紫檀でつくったJ. Eichentopfモデルのオーボエ・ダモーレ(→こちら)。 ダモーレ…
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バロック・ファゴット:実寸大コピーから設計図面が得られるでしょうか

楽器のつくり方 (273) 2019/1/5 バロック・ファゴットつくりは、実にチャレンジング。 その大きさ、重さは半端ではなく、音響特性を決める管の全長はボーカルやリードを含め2.48mほど。 演奏には長すぎ。 2つに折り曲げた格好ですが、それでも1.3mもあり。 ●管長の対オーボエ比 ソプラノC管バロッ…
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迎春:バロック木管の楽しさを共有しましょう

平成からあたらしい元号に改まる年を迎えました。 みなさまとバロック木管の楽しさをもっと分かち合えればと願います。 ●昨年の振り返り バロック木管楽器の本質に迫るべく「さらなる探究に」にじっくりとチャレンジする。 これが昨年の抱負。 本質に迫れたのは、シングル・リード楽器のクラリネット族。 発音部分であるマウスピー…
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オーボエ・ダモーレ:Eichentopf/Sattlerモデルの適合リードを見つけました

楽器のつくり方 (272) 2018/11/30 オーボエ・ダモーレを初めて目にし、いつか自分でつくりたい。 そう思って30年ほどが経ち、完成させた1本目がフォトの作品。(→こちら、化粧箱入りは、→こちら) それから早や12年が過ぎ、次に2本目を紫檀材で復元することにしました(→こちら)。 ●オリジナルの製作家と…
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P. Paulhahn バロック・オーボエ:黄楊に象牙マウントもお洒落です

楽器の書棚 (50)  2018/11/16 ポールハン P.Paulhahn モデルのバロック・オーボエの復元つくりも7本目。 復元を重ねるたびに、安定し良好な音響特性が得られ(→こちら)、良く響く楽器であることが確認できます。 その安心感に支えられ、あらたな試みとして、欧州黄楊を用い象牙マウントを施してみました。 …
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