絵心と言えるでしょうか:木管楽器の計測も楽しいものです(その4) シャリュモーをご存知でしょうか。 クラリネットの前身なのか構造が似ています。 ●マウスピースが要の閉管 1枚の(シングル)リードをマウスピースに取り付け振動させると、リードは閉じたり開きます。 完全に閉じる状態があり閉管と呼ばれます。 この動作には、マウスピース先端とリードの隙間が0.7mm~1.1mm、根本で0… コメント:0 2018年11月11日 おしゃべり閲覧室 続きを読むread more
新・福岡古楽音楽祭2018: バロック木管図書館のプレゼンもしました 新しくなった第5回記念の新・福岡古楽音楽祭の古楽器展示の部に参加しました。 ときは、2018年10月26日(金)~28日(日)。 ところは博多のアクロス福岡。 わたしが博多で展示し早や3年が経ち今回で4回目。 毎回、参加し感じたことは異なります。 古楽器に興味ある方が増えて来たみたい。 ●展示の部の新しい企画 … コメント:0 2018年10月30日 おしゃべり閲覧室 続きを読むread more
バロック・クラリネット:適合リードを見つけたD管のP.Borkensモデル 楽器のつくり方 (271) 2018/10/8 バロック・クラリネット復元つくりが完成しました。 つくったのは、18世紀オランダの製作家のボルケンス Philip Borkens のD管クラリネット。 シャリュモー(→こちら)を改良したクラリネットですが、デンナーのほかにもオリジナル楽器が博物館に残っており、ボルケンス… コメント:0 2018年10月08日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バロック・オーボエ:黄楊に象牙マウントを施したP. Paulhahnモデル 楽器のつくり方 (270) 2018/9/29 またひとつポールハン P. Paulhahn モデルのオーボエをつくりました。 欧州黄楊は、魅力ある材(→こちら)。 バロックからクラシカルのオーボエに多く用いられたようです。 手持ちの欧州黄楊材ですが、購入したあと自然乾燥させて管理。 もっとも長期にわたる材は19… コメント:0 2018年09月29日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バロック・オーボエ:J.Dennerモデルの適合リードを見つけました 楽器のつくり方 (269) 2018/9/22 名器と言われる、デンナー J. Denner モデルのバロック・オーボエ復元つくりが完成しました。 復元したのは、メトロポリタン美術館のアクセス#89.4.893 オリジナル楽器。 その外観フォトから外形寸法を割り出し、それに対し以前購入していたメック社製B17の内径を参… コメント:0 2018年09月22日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バロック・クラリネット:クラシカルにない華やかな装飾の魅力 楽器のつくり方 (268) 2018/9/1 D管バロック・クラリネットの復元つくりの連載を進めましょう。 これまで、 (1)欧州黄楊材を用いた長いベル材の確保 → こちら (2)寄木つくり方式による各部の内径(ボア)つくり → その後、 (3)バレルとの分割(分離)型マウスピース(2種2本)の内径つくりと外形削… コメント:0 2018年09月01日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バロック木管図書館が管楽器専門誌PIPERSに掲載されました 本ブログ「バロック木管図書館 woodwind」の開設は、2005年1月。 13年半にわたり、バロック木管の復元製作に関する記事を綴り、累計は今回を含め440。 日誌風ブログでなく、各記事により、全体で1冊の電子図書(タイトル「バロック木管図書館」)を構成します。 (もくじ→こちらもご参照) バロックとクラシカル木管楽… コメント:0 2018年08月25日 ようこそ 続きを読むread more
バロック・クラリネット:D管にも寄木つくりを適用しましょう 楽器のつくり方 (267) 2018/8/19 オランダのバロック時代の木管製作家ボルゲンス Borgens のD管クラリネットを復元しています(→こちら)。 オリジナルは、デン・ハーグ市美術館(博物館)に所蔵され、管理番号 Ea 306-1993。 同博物館に所蔵される各種の木管楽器を紹介する図書は3冊あり、A3サイ… コメント:0 2018年08月19日 楽器のつくり方 続きを読むread more
クラシカル・オーボエ:特徴は大きな逆さオニオンと2段ベル 楽器のつくり方 (266) 2018/8/14 多鍵(7鍵)のクラシカル・オーボエを復元しています(→こちら)。 パリの木管楽器製作家ウィネン Nicolas Winnen の楽器。 英国オックスフォード大学のベート・コレクション Bate Collection (→こちら)に所蔵されています。 管理番号222。 ●計… コメント:0 2018年08月14日 楽器のつくり方 続きを読むread more
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018魔弾の射手に登場しました オペラの舞台に初登場したのは、わたしではなくフォトの木管。 わたしが復元したジョージ・ミラー George Miller クラシカル(古典)クラリネット(→こちら)。 場所は、西宮市にある兵庫県立芸術文化センター。 同センター芸術監督の佐渡裕プロデュース14作目となる ドイツ・ロマン派ウェーバー作、「魔弾の射手 Der Fr… コメント:0 2018年08月10日 ようこそ 続きを読むread more
シャリュモー:リコーダーのように柔らかく吹きます 楽器の書棚 (49) 2018/8/4 クラリネットの前身とも言えるでしょうか。 シャリュモーつくりの試み(→こちら)が完了しました。 つくったのはアルト・シャリュモー。 大きさは、ソプラノ・リコーダーをほんの少し大きくしたぐらい。 ●閉管 クラリネットと同様に閉管。 マウスピースにシングルリードを結わえます。 … コメント:0 2018年08月04日 楽器の書棚 続きを読むread more
クラリネット:レストアしたC管はA=430/440で響きそう(その2) 楽器の書棚 (48) 2018/7/14 1810年ころの製作と見られるC管のオリジナル・クラリネット。 そのレストア(修復)を試み、完了しました: (1) ベル象牙マウント欠損の再製(→こちら) (2) Eキーのバネ破損の修復 (3) 上管テノン傷みの修復と破損バレルの製作(→こちら) (4) 欠品マ… コメント:0 2018年07月14日 楽器の書棚 続きを読むread more
バロック・クラリネット:シャリュモーを改良したD管に挑戦します 楽器のつくり方 (265) 2018/7/1 バロック・クラリネットをご存知でしょうか。 クラリネットの前身と言われているシャリュモー(→こちら)を改良。 この改良は、ドイツの楽器製作者のデンナー J.C.Denner およびその息子 J. Denner によるとされています。 改良ポイントは、左手親指で操作する背面キ… コメント:2 2018年07月01日 楽器のつくり方 続きを読むread more
クラシカル・オーボエ:より細い内径を復元します 楽器のつくり方 (264) 2018/6/24 クラシカル・オーボエの外形デザインは独特。 逆さオニオンの膨らみが極端に大きく、続く上管は細く、指穴は極端に小さい。 ベルは決まって2段フレア。 1段目は普通に広がり、続く2段目が円筒に近い。 繋ぎ部でデザインが変わった感じ。 ●内径の設計 オーボエの内径(ボ… コメント:0 2018年06月24日 楽器のつくり方 続きを読むread more
クラリネット:バレル回りも修復を試みます 楽器のつくり方 (263) 2018/6/10 レストア(修復)を試みているクラリネットは、1810頃のロンドンで製作されたオリジナルのC管。 ベルには、全体刻印もあり: 【上管と下管】 GOULDING & Co. 【ベル】 葉模様 王冠 葉模様 GOULDING & D'ALMAINE … コメント:0 2018年06月10日 楽器のつくり方 続きを読むread more
クラリネット:ベル象牙マウントのレストアを試みます 楽器のつくり方 (262) 2018/6/3 19世紀に入り木管楽器は、多鍵化が進みました。 曖昧な音色を排し、また正しい半音階を得るため専用の音孔を設け、それをキー操作で開閉する改良です。 量産化を背景としロンドンでは楽器メーカ/販売商も多く、ロンドン製19世紀オリジナル楽器が現代の市場に出回ります。(C管クラリネッ… コメント:0 2018年06月03日 楽器のつくり方 続きを読むread more
シャリュモー:装飾を凝らす創作の楽しみ 楽器のつくり方 (261) 2018/6/1 シャリュモーはクラリネットの前身。 クラリネットに比べて音域が狭く、基音を出すことが中心。 ●バロック装飾 装飾のバロック様式にあって、木管楽器も外形デザインが競われたでしょうう。 機能の面からは装飾せずともよいけれど微妙な曲線を持たせたり、幾重に重なるビージングを施し… コメント:0 2018年06月01日 楽器のつくり方 続きを読むread more
P. Paulhahn バロック・オーボエ: 紫檀に魅了され続けています 楽器の書棚 (47) 2018/5/28 材として本紫檀は貴重。 貴重な30年物(30年乾燥済み)を入手し、さらに10年以上自然乾燥させオーボエつくりに適用して3本目。 その後も紫檀を求めるも、価格高騰の割に良材は少なく、とくにベルが取れる大きさは希少。 希少材を用い、失敗しないよう丁寧につくってきたポールハン… コメント:0 2018年05月28日 楽器の書棚 続きを読むread more
クラシカル・オーボエ:多鍵の N. Winnen モデルを復元します 楽器のつくり方 (260) 2018/5/27 18世紀後半、後期バロックから古典派(クラシカル)へと様式が変わりました。 バッハ J. S. Bach の息子の代になり、明るく軽快でメリハリがあり自由な雰囲気の曲が多くつくられたように感じます。 様式は徐々に移行し、それを支える木管楽器もしかり。 ●バロックから… コメント:0 2018年05月27日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バロック・オーボエ:P. Paulhahnの安定性はどこから来るか 楽器のつくり方 (259) 2018/5/24 6本目となるポールハン P. Paulhahn モデルのオーボエ。 本紫檀でつくりました(→こちらも参照)。 これまでと同様、きわめて再現性が高い(→こちらや、→こちら)。 指穴や音孔を所定のサイズにあけると、かなり良いピッチ特性が得られます。 もっとも、A音を決める第3… コメント:0 2018年05月24日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バロック木管つくりがDIY雑誌に掲載されました 住所、氏名、年齢、そして顔写真。 ついに載ってしまいました。 別に、悪いことをしたわけではありません。 学研プラスの隔月刊雑誌「ドゥーパ!」6月号(No.124)の「とじ込み付録」。 週末DIY・手作りライフマガジン。 自分でつくるための方法、工夫しつくった工具や治具、そしてつくりあげた作品の数々、さらにそれを用いて… コメント:0 2018年05月19日 ようこそ 続きを読むread more
優雅さを競う Denner と Paulhahn の紫檀製バロック・オーボエ 楽器のつくり方 (258) 2018/5/18 2モデルのバロック・オーボエの名器を、2種の紫檀材を用いて復元する(→こちら)連載も終了間際となりました。 2種の名器とは、 (1) ポールハン P. Paulhaln ニコラウス・アルノンクール・コレクション (→こちら) (2) デンナー J. Denner メトロ… コメント:0 2018年05月18日 楽器のつくり方 続きを読むread more
競う合うローズどうしの母の日 5月の第2日曜、母の日。 わたしから見ると妻の日。 テレビのニュース。 園児の男の子。 「お母さん、ありがとう」とも言わず、小さな花束を渡す。 ほほえましい。 渡す本人は、気恥ずかしい。 ぷいと振り向き行ってしまった。 長男が久しぶりに訪ねてくれた。 すると宅配便で届くは、大型段ボール。 息子からプレゼントの深紅… 2018年05月13日 ようこそ 続きを読むread more
バロック・オーボエ:ふっくらしたベルの膨らみを復元しましょう 楽器のつくり方 (257) 2018/5/5 これまで復元したバロック・オーボエのベルを並べてみました。 いづれも美しい音色が出てくる雰囲気があります。 並べたものを比較してみると、各モデルの形状が微妙に異なることに気づきます。 ベルは底辺に向かって拡がるフレアですが、一言で「フレア」と片づけるわけにはゆきません… コメント:0 2018年05月05日 楽器のつくり方 続きを読むread more
シャリュモー:クラリネットの前身から探りましょう 楽器のつくり方 (256) 2018/4/22 シャリュモーをご存知でしょうか。 バロック木管のひとつ。 クラリネットの前身でシングル・リードの閉管。 リコーダのベックをマウスピースに置き換えた感じの形をしています。 内径は、リコーダの逆テーパー円錐に対し、シャリュモーはクラリネットと同様に円筒。 クラリネットは… コメント:0 2018年04月22日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バセット・ホルン:複雑なキー・メカニズムを安全に保管します 楽器のつくり方 (255) 2019/4/15 バセット・ホルンは、長いキーを多く持つクラリネット。 その数多いキーを所狭しと収容するためのキー台を持ちます(→こちらも参照)。 それらのキー操作は右手親指により、バセット・ホルン下管の裏側から支えています。 木管楽器をケースに収容するとき、通常は両手6指穴があけら… コメント:0 2018年04月15日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バセット・ホルン:支点部品をつくり立体的に収容します 楽器のつくり方 (254) 2018/4/8 バセット・ホルンは、構造が複雑な木管。 管径は単純な円筒。 しかしボックス部(→こちら)には3本の管が2個所で接続されるU字管の構成により2回Uターンし、長すぎる管長を短縮。 最低音域を出すための音孔開閉に長いキーを要し、また数が多く構造が複雑になっています(→こちらも参照… コメント:0 2018年04月08日 楽器のつくり方 続きを読むread more
バセット・ホルン:不思議にも直立します 楽器のつくり方 (253) 2018/3/31 バセット・ホルンはクラリネットの一種。 管の途中で折れ曲がり、一目見るなり独特の不安定感に誰しも引きずり込まれます。 フォトは、2種モデルのバセット・ホルン。 奥は、グレンザーモデル(わたしの復元楽器→こちら)。 手前は幸運にもプロ奏者からお借りできたロッツモデル。 … コメント:0 2018年03月31日 楽器のつくり方 続きを読むread more
絵心と言えるでしょうか:木管楽器の計測も楽しいものです(その3) 木管楽器の復元は、オリジナル楽器の計測から始まります。 古典的方法では、計測データを形と数値により図にし、現代では、新技術による内と外の撮影/計測データを電子保管するでしょう。 手軽に行うには、特別な測定器が不要な古典方法がいちばん。 ●古典計測法 外形をノギスやキャリパーにより、また内径測定器(たとえば→こちら… コメント:0 2018年03月24日 おしゃべり閲覧室 続きを読むread more
バロック・オーボエ:いろいろな黄楊材を用いてつくりましょう 楽器のつくり方 (252) 2018/3/14 バロック時代、木管楽器に用いられた材に欧州黄楊(西洋黄楊:European Boxwood)があります。 欧州黄楊はたいへん魅力ある材。 硬くて緻密。 磨くと表面はツルツルに輝きます。 フォト手前は、欧州黄楊製のバロック・オーボエ(→こちら)。 上管、下管、ベルの3… コメント:0 2018年03月14日 楽器のつくり方 続きを読むread more